Dance with Devils Fortuna ダンスウィズデビルス フォルトゥーナ(ダンデビ)の紹介:2017年日本映画。2015年秋アニメとして登場した「Dance with Devils」― その後ゲームやシチュエーションCD、2.5次元舞台などコンテンツは成長を続け、この秋劇場版ミュージカルアニメとして帰ってきました。TVシリーズ12話を大胆に凝縮し、新曲を含む12曲の楽曲が次々に繰り出される構成はまるで舞台のミュージカルを見ているよう。しかも結末が6パターンあり、週替わりで2パターンずつ公開するというマルチエピローグ上映。コール&レスポンスOK、一緒に歌える参加型上映イベント「アクマと詠う上映会」も開催され、何度でも楽しめるエンターテイメントに仕上がっています。
監督:吉村愛 声優:斉藤壮馬(鉤貫レム)、羽多野渉(立華リンド)、茜屋日海夏(立華リツカ)、近藤 隆(楚神ウリエ)、木村 昴(南那城メィジ)、平川大輔(棗坂シキ)、鈴木達央(ローエン)、豊永利行(マリウス)、鈴木裕斗(ジェキ)ほか
映画「Dance with Devils Fortuna」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Dance with Devils Fortuna」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Dance with Devils Fortunaの予告編 動画
映画「Dance with Devils Fortuna」解説
この解説記事には映画「Dance with Devils Fortuna」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Dance with Devils Fortunaのネタバレあらすじ:起
真っ暗な舞台に突如現れるストーリーテラー、仮面の男マリウスが物語の始まりを告げると、次々と現れ歌い出す登場人物たち。魔界支配を目論むアーロンド家の嫡男鉤貫レム、その幼なじみ楚神ウリエ、野性的な南那城メィジ、堕天使の棗坂シキ。彼らは「禁断のグリモワール」を求め、その秘密を握るという少女、立華リツカに近づこうとしています。彼らの他にも謎の少年ローエン、ヴァンパイアのジェキもそれぞれの王のため、グリモワールを狙っています。対するのはリツカを守るためにエクソシストとなった兄、立華リンド。グリモワール―それは615年に一度現れるという最強の魔導書。誰がそれを手に入れるのか、運命の輪が回り始めます。もうすぐ留学中の兄がイギリスから帰ってくるというある朝、母にいつもの魔除けのペンダントをかけてもらったリツカは元気に学校へ向かいます。親友の葛葉アズナと共に学校に着くと、生徒会からリツカへの呼び出しの紙が貼り出されていました。生徒会のある第三図書館に向かい、そこでリツカは妖艶なウリエ、病的なシキ、オレ様な態度のメィジ、可愛い犬のポメラニアン、そして冷たい目をした生徒会長のレムと出会います。校則違反を疑われたリツカは即座に反論しますが、レムに見つめられ正気を失ってしまいます。しかし、リツカのペンダントがまるで彼女を守るようにまばゆい光を放ち、レムを退けます。ハッと我に返ったリツカはあわてて生徒会室をあとにするのでした。
Dance with Devils Fortunaのネタバレあらすじ:承
帰宅したリツカは、謎の男たちが家を荒らし、母を連れ去るのを目撃してしまいます。その男たちはヴァンパイアでリツカを捕らえようとしますが、レムが現れて彼女を救い出します。レムのリムジンで彼の屋敷に着くと、門の前に兄リンドが立っていました。握手を求めるレムに対し、リンドは無言でリツカの手をつかみ連れ帰ります。二人きりになるとリンドは、レムはアクマだから近づくなと忠告します。しかもレムだけでなく、生徒会メンバー全員がアクマで、グリモワールを狙っているというのです。リツカは自分を救ってくれたレムがアクマだと、にわかには信じられません。しかし次々とウリエ、メィジ、シキに捕らえられ、グリモワールの在り処を聞かれたリツカは兄の言葉を信じるようになります。ただ、いつも守ってくれるレムだけは信頼できる存在だと感じていました。そんな中、可愛いポメラニアンの姿から本性を現したローエンがリツカに迫ってきます。傷つけられたリツカの前にレムが、そして一足遅れてリンドが駆けつけます。リツカのシャツに血が染みているのを見てリンドは豹変。目は赤く鋭く、爪は伸び、ケモノのようにレムに襲いかかります。その様子を陰でほくそ笑みながら見ているローエン。リツカはたまらず二人の間に割って入り、戦いを止めさせるのでした。
Dance with Devils Fortunaのネタバレあらすじ:転
リンドとリツカ、そして実はエクソシストであったアズナ。3人で歩いていると、再びヴァンパイアたちが集団で襲いかかってきました。リンドはエクソシストの術と赤い目の不思議な力で次々と敵を倒していきます。しかしリツカを守るように戦っていたアズナは、ヴァンパイアのリーダー、ジェキの攻撃を受け命を落としてしまいます。目の前で親友を殺されたリツカは大きな叫び声をあげ泣き崩れます。すると、お守りとしてリンドにもらった聖なるルクスの指輪が割れ、体から光が溢れ出したのです。そう、リツカ自身がグリモワールだったのです。光とその気配によってリツカがグリモワールだということがアクマたちに知られてしまいました。グリモワールを手に入れるということ、それはすなわちリツカの命が奪われるということなのです。
Dance with Devils Fortunaの結末
戦いで傷ついたリンドを学園のベッドに寝かせたリツカは、自分さえいなければ、と自身の運命を呪います。しかしリンドは、今まで守ってくれたみんなの思いを無駄にしないでほしいと励ますのでした。一人になったリツカの前にまたジェキが現れ、リツカを連れ去ろうとします。リツカはヴァンパイア王ネスタのもとへ行き、母を助けすべてを終わらせる決心をします。リツカがヴァンパイアの城へ向かったことを知ったレムたちは、リツカを助けに向かいます。そこには共に連れていってほしいと頼むリンドの姿もありました。レムたちは次々とヴァンパイアたちを倒していきますが、ネスタの力は強大で、あっという間に動きを封じられてしまいました。そんな中立ち向かっていったのは、グリモワールの力を持つリツカでした。アズナの幻に導かれたリツカは、ネスタの弱点である隠された心臓を見つけ一突きにします。ネスタは滅び、手下たちは逃げていきました。戦いが終わり、ひとときの平和な時間。リツカの横にはレムとリンドが立っています。それぞれにリツカへの想いを伝え、彼女の返事を待ちます。リツカと心を通わせたのはレムでした。でもリツカはレムと生きるのではなく、人間として生きていきたいと宣言するのでした。リツカとキスを交わしたレムは消えていきます。ほかのアクマたちも、リツカへの想いを残しつつ去っていきました。母と兄との、3人の穏やかな日常が戻ってきました。今朝も元気に出かけるリツカの胸には、レムからもらった王冠のペンダントが光っていました。(立華リンドver.)
以上、映画Dance with Devils Fortunaのあらすじと結末でした。
※本作は結末が立華リンド、鉤貫レム、楚神ウリエ、南那城メィジ、棗坂シキ、ローエン、の6種類あります。今回は立華リンドバージョンの結末をご紹介しました。
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