ガンパウダー・ミルクシェイクの紹介:2021年フランス, ドイツ, アメリカ映画。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「アベンジャーズ」シリーズなどのマーベル作品で女暗殺者ネビュラを演じるカレン・ギランが主演を務めたアクションスリラーです。主人公である凄腕の女殺し屋は標的の娘を庇ったことから所属する犯罪組織に追われる身となり、自分と同じく元殺し屋だった母やその仲間たちと組んで壮絶な戦いに身を投じていきます。
監督:ナヴォット・パプシャド 出演者:カレン・ギラン(サム)、フレイヤ・アーラン(若い頃のサム)、レナ・ヘディ(スカーレット)、アンジェラ・バセット(アンナ・メイ)、ポール・ジアマッティ(ネイサン)、ミシェール・ヨー(フローレンス)、カーラ・グギノ(マデレーン)、クロエ・コールマン(エミリー)、イヴァン・ケイ(ヤンキー)、アダム・ナガイティス(ヴァージル)、ラルフ・アイネソン(ジム・マカレスター)、デヴィッド・バーネルIV世(ショッカー)ほか
映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガンパウダー・ミルクシェイクの予告編 動画
映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」解説
この解説記事には映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガンパウダー・ミルクシェイクのネタバレあらすじ:起
凄腕の女殺し屋サムは“会社(ザ・ファーム)”と呼ばれる犯罪組織に所属し、幾多の暗殺に手を染めてきました。この日もサムは“会社”の連絡係ネイサンからの電話を受け、待ち合わせ場所のダイナーへと向かいました―――。
―――今から15年前。当時12歳だったサムは母・スカーレットとこのダイナーで待ち合わせをしていました。実はスカーレットもまた殺し屋であり、待ち合わせには3時間も遅れて到着しました。スカーレットはどうやら仕事でしくじってしまったらしく、サムに自分はしばらく身を隠すこと、後の面倒はネイサンに任せることを告げました。
その直後、ダイナーに武装した男たちがやってきました。スカーレットは男たちを返り討ちにすると、サムを置き去りにして去っていきました―――。
―――そして現在。サムはネイサンから新たな仕事の依頼を受けました。それは、“会社”の金を持ち逃げした会計士の男を始末し、金を取り戻すことでした。サムはこの依頼を受ける直前に大掛かりな仕事を行っており、ネイサンは仕事に使用して手垢のついた銃は処分して新たな武器を入手するよう指示しました。
サムがその仕事で殺した手下のひとりは強大な犯罪組織のボスであるジム・マカリスターの息子でした。怒りに燃えるジムは甥のヴァージルに息子を殺した者を何としても探し出すよう命じました。
ガンパウダー・ミルクシェイクのネタバレあらすじ:承
サムが向かった先は図書館を装った武器商店でした。表向きは司書として働いているアンナ・メイ、マデレーン、フローレンスはスカーレットのかつての仕事仲間でした。アンナ・メイたちは初めてここを訪れたサムを怪しみましたが、サムがスカーレットの娘と知るや喜んで新たな武器を提供しました。
サムは会計士が潜伏しているホテルの部屋に忍び込みました。すると会計士の電話が鳴り、サムは電話に出ようとした会計士の腹部を撃ちました。会計士は重傷を負いながらも電話に出、60分以内に“会社”から横領した金を指定場所のボウリング場に持っていくと告げました。
実は会計士は誘拐された娘のエミリーを救うために“会社”の金に手を付けたのです。会計士からエミリーを助けてほしいと懇願されたサムは、会計士に“会社”と提携している闇医者の治療を受けさせることにし、自分が代わりにエミリーを助けることを了承しました。
一方、ネイサンのもとにはヴァージルが手下たちを引き連れてやってきました。ジムは息子を殺したのはサムであることに気付いており、ヴァージルはネイサンにサムを引き渡すよう命じてきました。ジムとの揉め事を避けたいネイサンは自らの手下3名にサムを生きたまま捕らえるよう命じました。
指定場所に向かったサムの前にネイサンの手下3名が現れ、サムを捕らえようとしました。サムは手下たちを乱闘の末に気絶させると、覆面を被った誘拐犯グループと交渉して金と引き換えにエミリーの身柄を取り戻しました。
その直後、誘拐犯グループは金を巡って仲間割れを起こし、互いに殺し合いを始めました。サムは生き残った誘拐犯を始末しましたが、せっかくの金は殺し合いにより失われてしまいました。
ガンパウダー・ミルクシェイクのネタバレあらすじ:転
サムに怪我を負わされたネイサンの手下3名は闇医者の治療を受けに行きました。3名はネイサンからサムの殺害許可を得ました。そこにサムがエミリーを連れて現れ、エミリーを父親に会わせようとしましたが既に死亡していました。
サムは右肩を怪我しており、3名の手下は闇医者にサムの腕を使えなくさせる血清を打つよう命じました。血清を打たれたサムは両腕が麻痺してしまいましたが、エミリーに銃とナイフを手にテープで固定するよう指示し、手下3名を激闘の末に抹殺しました。
やがて闇医者のところにヴァージルの手下たちが現れ、サムとエミリーはサムの車で逃げることにしました。サムはペダルを踏み、エミリーがハンドルを操作して何とか追っ手を振り切りました。サムはネイサンから、逃げ延びるために必要なものが揃っている隠れ家の場所をメールで送りました。その一方でネイサンはジムにサムの居場所を伝えました。
隠れ家に辿り着いたサムの前に意外な人物が現れました。それは15年もの間姿をくらましていたスカーレットでした。15年前、スカーレットは夫を殺した人物に復讐したのですが、その人物は“会社”と繋がりがあったことからスカーレットは“会社”から追われる身となっていたのです。
スカーレットは陰ながらサムを見守り続けていたのです。スカーレットはサムの腕の麻痺を解く薬を打ちました。
ガンパウダー・ミルクシェイクの結末
隠れ家にヴァージルの手下たちが襲撃してきました。スカーレットはサムとエミリーを秘密の抜け道へと案内し、アンナ・メイらのいる図書館へと逃げ込みました。
アンナ・メイら三人はスカーレットがなぜ15年も姿を消していたのか問い詰めていたところ、武装したヴァージルの手下たちが襲撃してきました。サムとスカーレット、アンナ・メイたちは力を合わせて手下たちを始末しましたが、マデレーンはヴァージルに殺されてしまい、エミリーはヴァージルに連れ去られてしまいました。
サムたちがマデレーンを弔っていたところにヴァージルから電話がかかってきました。ヴァージルはエミリーの解放と引き換えにサムの投降を持ちかけ、サムは単身で指定場所のダイナーへと向かいました。
ダイナーにはジムとヴァージル、手下たちが待ち構えていました。ジムは息子を殺されたことの辛さを語ったあと、サムを拷問してその様をエミリーに見せつけようとしました。
その時、ウエイトレスに扮したスカーレット、アンナ・メイ、フローレンスが銃を手に現れ、ジム一味と銃撃戦を始めました。その隙にサムはエミリーを連れて脱出し、スカーレットたちはジム一味を全員抹殺しました。
それからしばらくして、サムはエミリーに父親を殺したことを謝罪しました。エミリーはサムが誰かに指示されてのことだったことに気付いており、謝罪を受け入れるとガールスカウトに扮してネイサンの家を訪れました。
エミリーはネイサンに、サムの殺害命令を取り消すよう要求しました。ネイサンは遠方からサムが自分を狙っていることに気付き、エミリーの要求を聞き入れました。そしてサムはエミリー、スカーレット、アンナ・メイ、フローレンスと共に車に乗って海岸線を駆け抜けていきました。
以上、映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」のあらすじと結末でした。
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