鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカーの紹介:2022年日本映画。荒川弘原作の大人気コミックを実写化。シリーズ完結編二部作の第一作目にあたります。原作でも人気の高いキャラとなっている謎の男スカーとの戦いを中心に話が繰り広げられます。原作の世界観を見事に再現している様子が見どころです。
監督:曽利文彦 出演:山田涼介(エドワード・エルリック)、本田翼(ウィンリィ・ロックベル)、ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング)、蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ)、本郷奏多
(エンヴィー)、黒島結菜(ランファン)、渡邊圭祐(リン・ヤオ)、寺田心(セリム・ブラッドレイ)、内山信二(グラトニー)、大貫勇輔(スカーの兄)、ロン・モンロウ(メイ・チャン)、水石亜飛夢(アルフォンス・エルリック)、山田裕貴(ゾルフ・J・キンブリー)、堀内敬子(ブラッドレイ夫人)、麿赤兒(スカーの師父)、舘ひろし(キング・ブラッドレイ)、藤木直人(ユーリ・ロックベル)、奥貫薫(サラ・ロックベル)、高橋努(バルド)、山本耕史(アレックス・ルイ・アームストロング)、筧利夫(フー)、杉本哲太(ノックス)、風吹ジュン(ピナコ・ロックベル)、佐藤隆太(マース・ヒューズ)、新田真剣佑(スカー)、内野聖陽(ヴァン・ホーエンハイム/お父様)、ほか
映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」解説
この解説記事には映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカーのネタバレあらすじ:起
義足の男ジェリオ・コマンチの前に額に大きなばつ印の傷のある男が立ちはだかります。スカーと呼ばれる男はコマンチに戦いを挑みました。激しい戦いの末スカーはコマンチを倒します。
錬金術に失敗し左足と右腕を失ったエド、甲冑姿になったアル、エドはアルを元に戻すために賢者の石を探していました。
国家錬金術師になるための査定に向かう列車に飛び乗ったアルとエド。そこでリン・ヤオという男に出会います。どうやらリンも賢者の石を探しているようです。リンはエドたちに賢者の石の事を執拗に聞き出そうとしています。
列車に過激派が現れ制圧しようとしました。リンの護衛のランファンやフー、ホムンクルスのエンヴィーも混ざり、現場は混沌とします。やがて列車は暴走し終着駅であるセントラルステーションに激突するかと思いましたが、エドが錬金術で列車を脱線させてどうにか危険を回避できました。
ロイ・マスタング大佐とリザ・ホークアイに「お手柄だった」と褒められたエド。列車にはキング・ブラッドレイ大統領が乗っていて、知らない間に大統領の命を救っていたのです。
エドはマスタングから国家錬金術師が殺されている最近の事件を聞きました。凄腕の錬金術師たちの命を奪ったのはスカーだと言います。
鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカーのネタバレあらすじ:承
その後、町中でエドの名前を聞いたスカーはエドに襲いかかります。エドもスカーの顔の傷を見てスカーだと認識し、臨戦態勢に入りました。しかし、スカーの強さは圧倒的でアルが加勢しても歯が立たない程です。追い詰められ、エドが自分を犠牲にしてアルを守ろうとしたその時、マスタングたちが駆けつけました。
雨で錬金術が使えないマスタングの前に、凄腕錬金術師のルイ・アームストロングが現れます。さすがに分が悪いと判断したスカーはその場を去りました。その後、エドたちはマスタングから過去にイシュヴァールで起こった悲劇を話しました。スカーは勝手なイシュヴァール人が起こした内乱の被害者だったのです。
逃げたスカーは道中でリンやエンヴィーとグラトニーに出会い、襲われます。劣勢のスカーはその場を爆破させ命からがら逃げ出します。傷だらけのスカーをメイが助け看病します。
その頃、エドとアルは先の戦いで破損したアルの鎧を直すため整備士ウィンリィのいる故郷へ帰りました。アルの整備を終え、エドたちは父から聞いた一夜で滅んだとされるクセルクセツへ向かいます。そこにはイシュヴァール人の残党も住んでいました。
そこで彼らを救ったのがウィンリィの親であるロックベルだったことを知ります。そしてウィンリィの両親を殺したのが、額に傷のあるイシュヴァール人であることを知ったのです。
鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカーのネタバレあらすじ:転
セントラルステーションでアルと合流したエドは、声をかけてきたリンからスカーをおびき寄せる作戦を提案されました。その作戦は見事的中、スカーがエドたちの前に現れます。足りない部品を持ってきたウィンリィに殺された両親の事を話したエド、ウィンリィはスカーに銃を向け真偽を確かめますが、スカーは何も語りません。怒るウィンリィをエドが止めるとスカーはそのまま去っていきます。
その場に犬が現れますが、その犬は変身したエンヴィーでした。直様リンの部下のフーが戦いを始めます。すると現れたブラッドレイにリンが襲われました。リンを援護していたランファンが腕を切られ、劣勢を悟ったリンがランファンを抱え逃げるため目くらましに閃光弾を放ちます。「こっちの目は生きている」と眼帯を外したブラッドレイの目にはホムンクルスの印があったのです。
執拗に追いかけるブラッドレイ、撹乱させながら逃げるリン。その頃、アルはスカーと戦っていました。エドやグラトニーも追いつきます。体を2つに割りスカーを食べようとするグラトニー。リンが手榴弾を投げ込みグラトニーを爆発させ、エドがグラトニーを縛り付けます。そこにメイが現れ列車を爆発させると、スカーを救い出して去っていきます。
エドたちは隠れ家に行き、治療をします。そこでマスタングらにブラッドレイにホムンクルスの印があったことを報告すると、マスタングは今後より失脚させやすくなったとニヤリと笑いました。
治療を受けたスカーは過去のことを思い出していました。スカーの兄も凄腕の錬成術師で、自らの腕に錬成陣の入れ墨を彫っていたのです。ある日、研究書を兄から受け取ったスカーでしたが、その場を襲われてしまいます。そしてスカーは右腕を失い瀕死の状態に。兄はすかさず自らの右腕をスカーに移植し命を救いましたが、兄は命を落としてしまいます。
鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカーの結末
意識を取り戻したスカーは、ロックベル夫妻の診療所にいました。兄の右腕が自らについていることで兄の死を知ったスカーは逆止し、周りの制止も聞かずに夫妻を殺してしまいまうのでした。
アルはメイを見つけ、尾行の末、スカーのもとまでたどり着きます。夜になり、エドはスカーのもとへ向かい攻撃を仕掛けました。エドの読みどおり、床を破壊し逃げるスカーを待ち伏せしていたアルが捕まえました。マスタングと共にやってきたウィンリィが、なぜ両親を殺したのかを尋ねると、スカーは「何を言っても言い訳にしかならない」と殺害を否定しませんでした。
そんなスカーをウィンリィは手当てを始めます。「許すのか?」と問うスカーに、ウィンリィは「理不尽は許さない」と答えました。スカーはかつての師匠や兄の言葉を思い出し、ウィンリィに謝ります。
縛り付けていたグラトニーが解き放たれ、マスタングを襲います。マスタングはホークアイに助けられますが、怪我を負ってしまいました。次に狙われたウィンリィをスカーが助けました。
そこに馬の姿でやってきたエンヴィーが、グラトニーに「殺すとお父様に怒られる」と告げると、ハッとしたグラトニーは呑み込むのをやめようとしますが時既に遅く、エド、エンヴィー、リンは呑み込まれてしまいます。
エドは真っ暗の中、目覚めました。エンヴィーが言うには出口はないとのこと。八方塞がりの中「面白いものを見せてあげる」と話したエンヴィーが、トカゲに変身しました。
(鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成に続く)
以上、映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」のあらすじと結末でした。
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