鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成の紹介:2022年日本映画。累計発行部数7000万を超える人気コミックを実写映画化。完結編の後編にあたります。失われた体を求めて旅してきたエドとアルの兄弟も、終わりが近づいてきています。どのような結末が待っているのかが一番の見どころです。
監督:曽利文彦 出演:山田涼介(エドワード・エルリック)、本田翼(ウィンリィ・ロックベル)、ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング)、蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ)、本郷奏多(エンヴィー)、黒島結菜(ランファン)、渡邊圭祐(リン・ヤオ)、寺田心(セリム・ブラッドレイ)、内山信二(グラトニー)、ロン・モンロウ(メイ・チャン)、水石亜飛夢(アルフォンス・エルリック)、丸山智己(バッカニア)、遼河はるひ(イズミ・カーティス)、平岡祐太(マイルズ)、大和田伸也(レイブン)、舘ひろし(キング・ブラッドレイ)、山本耕史(アレックス・ルイ・アームストロング)、筧利夫(フー)、栗山千明(オリヴィエ・ミラ・アームストロング少将)、風吹ジュン(ピナコ・ロックベル)、仲間由紀恵(トリシャ・エルリック)、新田真剣佑(スカー)、内野聖陽(ヴァン・ホーエンハイム/お父様)、ほか
映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」解説
この解説記事には映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のネタバレあらすじ:起
ホーエンハイム(内野聖陽)は旅の途中、エド(山田涼介)とアル(水石亜飛夢)の師匠であるイズミ(遼河はるひ)に出会いました。ホーエンハイムがエドとアルの父親だということ、イズミが二人の師匠だということを知り、お互い驚きます。
突然苦しみだし血を吐くイズミ。死んだ自分の子を錬成しようとして、その代償に内臓を持っていかれたとイズミは話します。そしてホーエンハイムは、イズミが人柱として狙われていること、約束の日が近づいていることを聞くのでした。
グラトニー(内山信二)の腹の中にエド、リン(渡邊圭祐)、エンヴィー(本郷奏多)が飲み込まれていました。トカゲに変身したエンヴィーと戦うエドでしたが、この空間から出る方法に気づき、一時休戦。協力して外に出ることに成功します。
アルと合流したエドたちは、グラトニーが怯える「お父様」の元まで案内してもらいます。ホーエンハイムとそっくりな姿のお父様にアルは驚きました。お父様も同様のようです。お父様はリンに全く興味がないようで、扱いも冷たいままでした。
お父様は賢者の石を取り出しリンに埋め込むと、リンの精神が乗っ取られグリードと化そうとしています。リンを救おうと戦うエドでしたが、錬金術が発動せずピンチになってしまいます。
鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のネタバレあらすじ:承
そこにスカー(新田真剣佑)とメイ(ロン・モンロウ)が駆けつけます。彼らの錬金術は発動するようです。どうにか逃げ出すことに成功した4人は、過去にあった文献からお父様の狙いが賢者の石による国土錬成陣の完成であることを知ります。
それは途方も無い量の賢者の石が必要で、多くの人々が犠牲になることを意味していました。4人はそれを阻止するため、動き出します。
五角形の錬成陣の頂点の1つ、北部のブリッグズだけはまだ血が流されていなかったことを知ったエドたちは、ブリッグスに向かいますが、アルは父親に会うためにリオールに向かいます。
エドは要塞を指揮するオリヴィエ(栗山千明)に会いますが、ブリッグスすらもお父様の策略により先手を打たれ、戦いが始まっていたのです。エドに話を聞いたオリヴィエも指揮する権利を失ってしまいましたが、ブラッドレイ(寺田心)に上手く取り入り昇進を果たします。
その頃、アルはホーエンハイムと再会していました。そして約束の日のことを話してもらいます。過去にホーエンハイムはフラスコの中の小人という生物に知識を授かり、身分を上げていきます。そしてフラスコの中の小人に心酔した王の命ずるがままに、国土錬成陣を生み出してしまいました。
その代償に利用した賢者の石のせいで、100万人の人が犠牲になってしまいます。それが元でホーエンハイムは50万人分の賢者の石を体に宿すことになり、それから死ぬことのできない体になってしまったのです。
鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のネタバレあらすじ:転
エドはグリードとなったリンと再会、リンのリーダーであるホムンクルスでブラッドレイの息子を擬態するプライドと戦うことになります。プライドに圧倒されるエドでしたが、すでにアルやホーエンハイムと再会して力を得ていたエドは、プライドを土の壁に閉じ込めることに成功しました。
約束の日となり、移動中のブラッドレイの列車がマスタング(ディーン・フジオカ)の指示により爆発し、本格的なクーデターが始まりました。マスタングの動向を知っていたオリヴィエがお父様を指示する勢力を制圧し始めますが、爆破を生き延びていたブラッドレイが現れ、勢いを止められてしまいました。
その場にいたリンと護衛であるフー(筧利夫)がブラッドレイに挑みますが、最強の目を持つブラッドレイに敵いませんでした。しかし、フーとオリヴィエの部下バッカニア(丸山智己)の命を懸けた攻撃により、ブラッドレイに傷を負わせ川に落としました。
エドとアル、イズミはお父様のアジトにやってきます。マスタングや川から上がったブラッドレイが現れました。ブラッドレイは強制的に人体錬成をし、マスタングに真理の門を開かせます。その代償にマスタングは目が見えなくなってしまいました。
ホーエンハイムの攻撃により真の姿を見せたフラスコの中の小人は、真理の扉を開いたことのある5人の人柱が揃ったことにより、国土錬成陣発動し、もう一度真理の扉を開かせる事で自らに神の力を取り込もうとしていました。
国土錬成陣が発動したことにより人柱を除いた人々が失神し始めます。しかし、ホーエンハイムの策がハマり、フラスコの中の小人が弱体化、暴走を始めます。
鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成の結末
その頃、フラスコの中の小人の錬金術を防ぐことのできる裏国土錬成陣の完成を急ぐスカーの前に、ブラッドレイが現れます。圧倒的な力を持つブラッドレイに終始苦戦するスカーでしたが、一瞬の隙をつき、ブラッドレイを倒し裏国土錬成陣を完成させました。
こうして封じ込められていた錬金術の力が復活し、エドはプライドを倒すことが出来ました。そして皆でフラスコの中の小人に総攻撃を仕掛けます。暴走したフラスコの中の小人に腕を吹き飛ばされたエド、しかし、アルが命を懸けた人体錬成により腕を取り戻したエドは、フラスコの中の小人にとどめを刺します。
倒れたフラスコの中の小人は再び真理の扉の前に立ちますが、思い上がった存在と判断され、扉の中に吸い込まれてしまいます。
戦いが終わり、ホーエンハイムは自分の命を削りアルの人体錬成を行うと告げますが、エドはそれを拒否。再び真理の扉の前に自らを送ります。アルを人に戻す代償を聞かれたエドは「錬金術」と答えました。扉は「正解」と答えると、アルの肉体を元に戻したのです。ホーエンハイムは肉体を取り戻したアルの手を握り、勝利を称えると静かに去っていきました。
数日後、ホーエンハイムは亡き妻トリシャの前で力尽きます。ホーエンハイムは向こう側で待っていたトリシャと手をつなぎ、歩いていきます。
エドはウィンリィ(本田翼)の元に戻り、再び旅に出る前に彼女にプロポーズします。ウィンリィもそれを快く受け入れました。エドはウィンリィを抱きしめるのでした。
以上、映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」のあらすじと結末でした。
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