春待つ僕らの紹介:2018年日本映画。イケメンたちに囲まれた内気なヒロイン。キュンキュンな少女マンガ満載の月刊デザートで連載中の『春待つ僕ら』。活発さを封印した土屋太鳳、憂いを含んだ複雑な表情を浮かべる北村匠海、初心者とは思えないバスケの技を見せつける小関裕太。キャスト陣の頑張りが、王道少女マンガを説得力のあるドラマへと進化させた…。主演の二人(TAOTAK)が歌う「Anniversary」も爽やかで、ラストシーンの幸福感を盛り上げるのにピッタリの楽曲となっている。
監督:平川雄一朗 キャスト:土屋太鳳(春野美月)、北村匠海(浅倉永久)、小関裕太(神山亜哉)、磯村勇斗(若宮恭介)、杉野遥亮(多田竜二)、稲葉友(宮本瑠衣)、泉里香(柏木ナナセ)、佐生雪(山田レイナ)、緒川たまき(神山ユーコ)、ほか
映画「春待つ僕ら」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「春待つ僕ら」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
春待つ僕らの予告編 動画
映画「春待つ僕ら」解説
この解説記事には映画「春待つ僕ら」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
春待つ僕らのネタバレあらすじ:起
主人公は内気な少女、春野美月(土屋太鳳)。高校入学をきっかけに友達を作ろうと心に誓いますが、今日もうまく声を掛けることができません。放課後、美月は、“イケメン四天王”と女子に騒がれている四人の人気者が男子バスケ部にいることを知ります。
ある日、美月はバイト先のカフェで四天王の一人、一年の宮本瑠衣(稲葉友)に呼び出されます。店の外に出ると二年生の多田竜二(杉野遥亮)が告白するために待っていました。でも人違い…。散々失礼なことを言われ怒る美月に、後ろから現れた浅倉永久(北村匠海)が「はるの、みつき、だよね」と。クラスメイトの彼に突然フルネームを言われて美月は困惑します。
翌日から彼らはカフェに来るようになります。多田はカフェの先輩店員ナナセ(泉里香)に振られたのに、あきらめずにやってきます。迷惑がる美月がふと外を見ると、店の前のバスケットコートで練習を見つめている少女がいました。毎日そこに来ている少女に昔の自分を重ねた美月は思い切って話しかけますが、少女は立ち去ってしまいました。
春待つ僕らのネタバレあらすじ:承
かつて美月もその場所で、憧れの友達“あや”がバスケをする姿を見ていたのです。
いつの間にか四天王がいないことに気づいて店の外を見ると、あの少女を誘って四人がバスケをしていました。美月は思わず「ありがとう」と叫び、永久は「一緒にやろう」と美月を誘うのでした。
学校ではナナセのアドバイスどおり勇気を出して、クラスメイトの山田レイナ(佐生雪)を誘うことに成功した美月。しかし美月はレイナが四天王の写真を大量に隠し撮りしていて、ファンだったら許さない!と言われ、思わず関係ないとウソをついてしまいます。そしてせっかく仲良くなった永久たちを避けるようになります。理由を知った永久にそれって本当の友達なの?と言われ、悩んだ末に美月はレイナにすべてを打ち明けました。そしてレイナも四人と話せるようになり、一緒に試合の応援に行くことになりました。
インターハイ予選。初めて見るバスケの試合は一進一退。バラバラだった応援を美月とレイナがまとめ、それに力をもらった永久たちは勝利しました。
春待つ僕らのネタバレあらすじ:転
試合後、あやとお揃いのヘアゴムを落としてしまった美月が永久と二人で探していると、金髪で長身の他校の選手が声をかけてきました。それは美月の幼馴染、神山亜哉(小関裕太)だったのです。美月に男だと言えないままアメリカに行ってしまった亜哉は、雑誌でも紹介されるほど注目のプレイヤーになっていました。
亜哉の高校は一足先に別のブロックで優勝を決めていました。永久たちは決勝戦で苦戦し、竜二がケガをして結局負けてしまいました。
病院で四人は声を荒げて罵り合います。そしてその後、竜二はカフェにも来なくなりました。心配する美月。でもすぐに竜二はやってきて、ナナセに会ったほうが頑張れる!とすっかり立ち直りました。
一方、美月は先生から作文コンクールへの出品を勧められ、永久の応援もあり、書くことを決意します。そんなとき、インターハイで優勝した亜哉に強引に呼び出されデートすることに。頬にキスされ美月は慌てて転んでしまいます。亜哉に背負われて着いたのは神山医院、亜哉の家でした。亜哉の母に、亜哉も昔は友達ができず悩んでいたこと、美月に本当のことを言えなくて悔やんでいたことを聞かされ、美月は考え込みます。でも仲間の言葉に励まされ、美月は永久に惹かれている自分の気持ちを見つめ直すのでした。
春待つ僕らの結末
再び思い出のバスケットコートにやってきた亜哉。以前1on1を断った永久が今度は亜哉に挑みます。勝てなくて食い下がる永久に「何度やっても同じだよ」と亜哉は突き放します。
時は経ちウィンターカップ予選。猛練習を重ねた永久たちは順調に勝ち進み、亜哉の学校と優勝を争うことになりました。美月の作文はコンクールで入賞し、決勝の日はその発表会。当日、緊張した美月は転んで原稿をバラまいてしまいます。なんとかかき集め、登壇して発表が始まりました。二枚目にさしかかると原稿がありません。一枚拾い忘れていたのです。ザワザワする場内。でも美月はあきらめませんでした。ゆっくりと、自分の書いた文章を自分の言葉で語っていったのです。無事に発表を終え、バスケの試合会場へ走る美月。永久を、仲間を、亜哉を、一人ひとりを見つめ、大きな声で「みんながんばれー」
大晦日の夜。カウントダウンイベントにやってきた仲間たち。はぐれてしまった永久と美月は二人きり、キスで新年を迎えたのでした。
以上、映画「春待つ僕ら」のあらすじと結末でした。
「春待つ僕ら」感想・レビュー
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最高
これぞ青春!って感じの映画でした。一人ぼっちの美月が勇気を振り絞って離そうとするもなかなか話せないシーンなんかは、思春期特有の悩みを感じました。ただ、原作を知らないので正確なことが分かりませんが、永久に起きてーっと叫ぶシーンは美月は普通に他人と話せるのでは?と矛盾した部分でもありました。途中あやちゃんが登場してきたシーンは絶妙でした。