東京リベンジャーズの紹介:2020年日本映画。旬の若手俳優を集めた人気マンガの実写化映画『東京リベンジャーズ』。監督は『映像研には手を出すな!』など実写化作品に定評のある英勉。主役の花垣武道は映画にドラマ、そしてバンドDISH//のフロントマンとしても活躍中の北村匠海。ヒロイン橘日向に今田美桜、その弟直人に杉野遥亮、そのほか磯村勇斗、吉沢亮、山田裕貴、間宮祥太朗、清水尋也、眞栄田郷敦、鈴木伸之など、全員マンガから抜け出てきたかのようなビジュアルの再現度でキャラクターを演じている。
監督: 英勉 原作:「東京卍リベンジャーズ」和久井健(週刊少年マガジン) 出演:北村匠海(花垣武道[タケミチ])、山田裕貴(龍宮寺堅[ドラケン])、杉野遥亮(橘直人[ナオト])、今田美桜(橘日向[ヒナ])、鈴木伸之(清水将貴[キヨマサ])、眞栄田郷敦(三ツ谷隆[ミツヤ])、清水尋也(半間修二[ハンマ])、磯村勇斗(千堂敦[アッくん])、間宮祥太朗(稀咲鉄太[キサキ])、吉沢亮(佐野万次郎[マイキー])ほか
映画「東京リベンジャーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「東京リベンジャーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
東京リベンジャーズの予告編 動画
映画「東京リベンジャーズ」解説
この解説記事には映画「東京リベンジャーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
東京リベンジャーズのネタバレあらすじ:起
半グレ集団「東京卍會」のNo.2稀咲鉄太[キサキ](間宮祥太朗)は暴力団の男をひき殺し、宣戦を布告。その車の後部座席には、首に龍のタトゥーの入った佐野万次郎(吉沢亮)が冷たい表情で座っていました。
安アパートで暮らしている花垣武道(北村匠海)は、人生唯一の彼女だった橘日向とその弟・直人が死んだことをニュースで知ります。東京卍會と暴力団の抗争に巻き込まれたということで、バイト中もそのことばかり考えていました。
バイト先の店長に使えない奴と散々罵られた帰り道、武道は地下鉄のホームで何者かに押されてホームに転落してしまいます。ちょうど入ってきた電車に轢かれる!と思った瞬間、武道は10年前の渋谷駅にタイムリープしていました。
「タケミチ!」
そう呼ぶのは高校の同級生アッくんこと千堂敦(磯村勇斗)、タクヤ、マコト、山岸です。彼らは“溝高5人衆”と名乗り、これから他校にケンカを売りに行くところでした。
タケミチは、これは死ぬ前の走馬灯のようなものだと思いながら友だちとの再会を懐かしみついていきます。
しかし、そこにやってきたのはひとつ年上、3年のキヨマサ(鈴木伸之)たちでした。東京卍會のメンバーでもあるキヨマサは圧倒的に強く、この日を境に彼の奴隷となったことをタケミチは思い出しますが時すでに遅し、5人はボコボコにされてしまいます。
タケミチはこの奴隷生活から逃げ出すために高校を中退し、その後なにをやってもうまくいかない中途半端な人生を歩むことになったのです。フラフラと立ち上がったタケミチは日向のことを思い出し、彼女の住んでいるマンションへ向かいます。
「君はいつも急に来るね」と姿を現した橘日向(今田美桜)。
日向は傷の手当てをすると、落ち込むタケミチの頬を両手ではさみ「がんばって」と励まします。
公園で考え事をしていたタケミチの前で、日向の弟直人(杉野遥亮)が恐喝されています。何とか助け出したタケミチは10年後の今日、日向と直人が事故で死ぬことになるから姉のことはお前が守れ、と直人に話します。そしてふたりが握手した瞬間、タケミチの心は現在へ戻ります。
駅の医務室で目覚めたタケミチの前にはナオトの姿が。10年前のタケミチの話を信じたナオトは刑事になり東京卍會を追っているといいます。そして今日、ホームから落ちたタケミチを救ったナオト。タケミチを自分の部屋につれてきたナオトは、姉日向が亡くなったことをタケミチに伝えます。
現在東京卍會のトップは佐野万次郎と稀咲鉄太。そのふたりが出会わなければいまの東京卍會は存在しないと言うナオトは、再び過去に戻って運命を変えてほしいとタケミチに頼みます。ふたりの握手がタイムリープのきっかけになると確信したナオトは、困惑するタケミチを再び過去へと送り出すのでした。
東京リベンジャーズのネタバレあらすじ:承
タイマンの最中に戻ったタケミチ。そこはキヨマサ主催のケンカ賭博の会場でした。タケミチの次に指名された身体の弱いタクヤを救うため、アッくんがナイフを手にキヨマサに近づいていきます。しかし未来を知るタケミチがアッくんを止め、自分が身代わりになってキヨマサにタイマンを申し入れます。
自分が勝ったら東マン(東京卍會)総長の佐野万次郎に会わせろと条件を出し、怒ったキヨマサはタケミチを叩きのめします。それでも負けられないと立ち上がるタケミチに対しキヨマサはバットを取り出します。
そこへ東マン総長佐野万次郎[マイキー](吉沢亮)とNo.2龍宮寺堅[ドラケン](山田裕貴)が現れます。瞬時に全員が頭を下げますが、角度が悪いとキヨマサはドラケンに蹴られます。弱者を痛めつけるやり方を認めないマイキーの蹴りによってキヨマサは失神し、タケミチはマイキーに名前を聞かれます。「タケミッチーか。お前、今日からオレのダチな」とマイキー。そのあと彼はケンカ賭博をやめるよう指示し、ドラケンとともに去っていきます。
アッくんたちと別れ、日向の家に向かうタケミチ。マンションの屋上にあがり花火をみながら日向は、自分が男だったらタケミチを守ってあげられるのにと言います。気持ちが盛り上がったタケミチは「ヒナはオレが守る。ヒナのいない世界なんてありえない」と言って手を握ろうとします。しかし握った相手はナオトでした。即座にタケミチは現在に戻されてしまいます。
ナオトは、タイムリープしている間は仮死状態のように眠っていること、タイムリープできるのは10年前の同日同時刻で、向こうで過ごした時間はこちらでも経過していると説明します。そしてタケミチがマイキーに接触したことを知ると、「佐野を殺してきてください」と新たなミッションを言い渡すのでした。
10年前に戻ったタケミチの高校にマイキーとドラケンが乗り込んできました。あっという間に不良たちを倒したふたりがタケミチを連れ出そうとすると、ヒナが立ちはだかりマイキーに平手打ちを食らわせます。ヒナの手をつかむドラケンに対し、「手を出すな」と立ち向かうタケミチ。その心意気を気に入ったマイキーとドラケンは改めてヒナに承諾を得てからタケミチを連れていきます。
タケミチが死んだ兄に似ているというマイキー。ドラケンも、強いやつはいくらでもいるが譲れないもののために戦う奴はそうはいない、とタケミチを気に入った理由を語ります。そしてその夜おこなわれる東京卍會の集会にタケミチも来るよう誘います。
集会場所の神社にはバイクが並び、特攻服に身を包んだ東マンのメンバーがタケミチに絡んできます。キヨマサに目をつけられ再びピンチのタケミチ。すると颯爽とマイキー、ドラケン、弐番隊隊長ミツヤ(眞栄田郷敦)がやってきます。ドラケンはキヨマサの姿を見つけると「うちにはいさせねー」と言って追放します。
集会が始まるとマイキーは参番隊隊長のパーちん(堀家一希)に話しかけます。実はパーちんの親友ぺーやんとその彼女が“愛美愛主(メビウス)”のメンバーに暴行され、彼女は頭蓋骨陥没、左目網膜剥離などひどいケガを負わされ今も意識が戻っていないのです。個人的なことで東マンの皆に迷惑かけたくないというパーちんに本心と問いただすマイキー。「ぶっ殺してやりてえよ!」というパーちんの言葉を聞き満足そうなマイキーはメビウスを潰すと宣言、決戦は7月13日と決まりました。
東京リベンジャーズのネタバレあらすじ:転
タケミチが現在に戻ると未来が変わっていました。アッくんが東マンの幹部になっていたのです。マイキーが悪い人間だと思えないタケミチは現在のマイキーに会って確かめたいとナオトに言います。手がかりを求め、キャバクラを経営するアッくんに接触するタケミチ。すっかり裏社会の人間という風情のアッくんでしたが、話すとやはりそれは親友のアッくんでした。
しかし唐突に、タケミチを駅のホームから突き落としたのは自分だと告白。キサキがこわくてたまらない、ドラケンが死んでからマイキーが変わってしまったとアッくんは言います。そしてタケミチに、過去に戻れるならみんなを助けてくれ、と言い残すと目の前でビルの屋上から飛び降りてしまいます。
アッくんの遺体のそばで泣き叫ぶタケミチの姿を半間修二[ハンマ](清水尋也)が見下ろしていました。
タケミチはナオトにドラケンの死について調べさせます。7月13日にチーム同士の抗争で腹を刺されて死んだということを知り、あわててタケミチは10年前に向かいます。
生きているアッくんに会えて大喜びのタケミチ。でも今日は7月12日。タケミチはドラケンを追って病院を訪れます。マイキーとともにぺーやんの彼女の病室前にたたずむドラケン。怒りに震える彼女の両親に頭を下げるドラケンは、突っ立っているマイキーの頭も下げさせます。一般の人を巻き込んではいけないと諭すドラケンに、となりにいてくれてよかったと微笑むマイキー。その姿にタケミチは、改めてドラケンを失うわけにはいかないと思うのでした。
東マンのアジトにやってきたタケミチはマイキーに抗争をやめるよう進言します。怒ったパーちんが殴りかかりますが、マイキーは冷静にタケミチに理由をききます。「だれかが死ぬ……」と言いかけたとき、メビウスのメンバーが奇襲を仕掛けてきました。リーダーの長内(湊祥希)にタイマン勝負を挑むパーちんでしたが、強いパンチを何度も食らい立ったまま気絶してしまいます。
マイキーはパーちんをねぎらうと、一瞬のうちに蹴りで長内を倒しメビウスを傘下にいれると宣言します。しかし気がおさまらない長内は割れた瓶を手に取ると、近くにいたドラケンを刺してしまいます。地面に血が滴り落ちタケミチはうろたえますが、負傷したのは手だけでした。
東京リベンジャーズの結末
7月13日。タケミチはヒナと神社でお祭りデート満喫中。しかしそこでメビウスのメンバーを見かけヒナと離れて追っていくとキヨマサの姿が。ドラケンを恨むキヨマサはメビウスと結託してドラケンをひとりにさせ、彼を刺し殺そうとしていました。メビウスにつかまってしまうタケミチ。
ヒナに発見されたとき、タケミチはガムテープでぐるぐる巻きにされて転がっていました。マイキーやドラケンのように強くない自分を卑下するタケミチに、ヒナはキスをして「強いよ」と言います。人を助けようとするタケミチの心を評価するヒナ。
そのころドラケンは誤った情報によってメビウスのアジト近くにひとりでいました。不意をつかれ囲まれてしまうドラケン。ひとりで何十人も相手にしてさすがに限界が見え始めたそのとき、マイキーが現れます。だれかにハメられたと気づいたマイキーがドラケンを助けるために駆けつけたのです。ミツヤやパーちんも合流し、ふたたび東マンvsメビウスの戦いが始まります。
そこにタケミチもやってきました。大勢の中からようやくドラケンを見つけますが、キヨマサによってドラケンは腹部を刺されてしまいます。ドラケンが刺されたことを叫ぶタケミチに気づいたマイキーですが、なかなか近づくことができません。マイキーはドラケンをタケミチに託します。タケミチがドラケンを背負って外に出ようとすると敵が立ちふさがります。しかしそこに溝高5人衆が現れ、タケミチを逃してくれました。
救急車を手配し歩き続けるタケミチの前に今度はキヨマサが立ちはだかります。そっとドラケンを下ろし、タケミチはキヨマサに挑んでいきます。
「これはオレの人生のリベンジだ!」
何度でも立ち上がり、噛みついたりしながらキヨマサに背後から飛びついたタケミチ。その首を締め上げ、ついにキヨマサを倒しました。
戦いのあと、病院に集まった東マンのメンバーたちは心配そうにドラケンの手術が終わるのを待っています。マイキーは大丈夫だと笑顔で皆を安心させようとします。
翌朝。ようやく手術は終わり、ドラケンは一命を取りとめました。皆の歓声からひとり離れたマイキーは、壁を背にへたり込み泣いていました。
その姿をみていたタケミチ。そして彼は晴れやかな顔で走っていきます。
パソコンで東京卍會の情報を見ていたナオトは、現在のマイキーの首から龍のタトゥー(ドラケンのタトゥーを模したもの)が消えていくのを見ました。
いつのまにか現在に戻り、タケミチは走り続けます。途中、美容師となったアッくんとすれ違いますがお互い気づきませんでした。
そしてナオトの部屋の前までやってきたタケミチ。はやる気持ちでチャイムを押すと、ドアを開けたのはヒナでした。
「君はいつも急に来るね」
以上、映画「東京リベンジャーズ」のあらすじと結末でした。
東リべの(実写の1)毎回忘れちゃうんだよね
東リべ2の実写の前に振り返っておいてよかったです
ありがとうございます♪