名も無き世界のエンドロールの紹介:2021年日本映画。小説すばる新人賞を受賞した行成薫の同名小説を、岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS)と新田真剣佑のダブル主演で映画化したサスペンスドラマです。裏と表のふたつの世界で生きてきた、固い絆で結ばれた幼馴染同士の二人の男が10年もの歳月をかけて仕掛けるある作戦、そしてその果てに待ち受ける衝撃のエンドロールを描きます。
監督:佐藤祐市 出演者:岩田剛典(キダ)、新田真剣佑(マコト)、山田杏奈(ヨッチ)、中村アン(リサ)、石丸謙二郎(安藤)、大友康平(宮澤社長)、柄本明(川畑)ほか
映画「名も無き世界のエンドロール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「名も無き世界のエンドロール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
名も無き世界のエンドロールの予告編 動画
映画「名も無き世界のエンドロール」解説
この解説記事には映画「名も無き世界のエンドロール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名も無き世界のエンドロールのネタバレあらすじ:起
2019年のクリスマスイブ。サンタクロースに扮したキダ(岩田剛典)は街を歩いていました。すると幼馴染のマコト(新田真剣佑)から電話があり、キダは「計画は順調だ」と答えました。マコトはキダに「お前にもドッキリを仕掛けた」と言い、キダは「今度は俺がドッキリを仕掛ける番だ」と返しました…。
物語は2003年、キダとマコトが中学生だった頃にさかのぼります。キダとマコトは互いに複雑な家庭に育ち、親からの愛を知らずに育っていました。マコトは公園の自動販売機でコーラを買い、キダにおごるよと渡しました。キダが缶を開けたところ、コーラは勢いよく吹き出しました。実はその缶はマコトと同級生の女子・ヨッチ(山田杏奈)があらかじめ振っておいたものであり、いつもキダにドッキリを仕掛けるのが好きなマコトが買ったフリをして渡したものだったのです。
2007年。高校生になったキダ、マコト、ヨッチはカラオケ店で待ち合わせをしていました。キダは一足先に部屋に入りましたが、まだ誰も来ていませんでした。キダはテーブルに置いてあるコーラの缶を手に取ると、その缶には紐が括りつけられており、仕掛けられていたクラッカーが鳴りました。実はマコトとヨッチは向かいの部屋で様子を見ており、驚いたキダを見て笑いながら姿を表しました。
2009年。高校を出たキダとマコトは宮澤社長(大友康平)の経営する自動車修理工場で働いていました。ある日、工場の看板を新しく付け替えることになり、取付作業を終えたキダにマコトが握手を求めてきました。キダが応じると身体に電気が走り、キダは驚きました。実はマコトは手の中に電流が流れる装置を隠し持っていたのです。
2019年。サンタクロース姿のキダは「俺たちは“プロポーズ大作戦”のクライマックスを迎えようとしていた…」と振り返りました。
名も無き世界のエンドロールのネタバレあらすじ:承
キダとマコトがヨッチと出会ったのは2001年7月2日、二人が小学生のことでした。キダとマコトの通う学校に金髪姿のヨッチが転校してきました。ヨッチはおどおどした表情で上手く自己紹介ができず、担任の先生に「もう一度元気よく自己紹介しなさい。またいじめられるよ」とせかされてしまいます。
見かねたマコトはヨッチにコーラの缶を投げて開けさせると、缶からコーラが勢いよく噴き出して先生にかかりました。放課後、マコトは先生に呼び出されて説教を受けましたが、マコトは涼しい顔のままでした。カバンの中にはいたずらの道具が大量に入っていました。校庭ではキダとヨッチがマコトを待っていました。ヨッチもキダやマコトと同様に親がおらず、ヨッチはキダやマコトと意気投合しました…。
2009年。キダとマコトが働く自動車修理工場に、リサ(中村アン)という若く美しい女が高級スポーツカーで乗りつけてきました。車は何かに衝突したようで、左前方が凹み、ヘッドライトが壊れていました。宮澤社長は修理には時間と莫大な費用がかかり、正規店に持っていくべきだと見積りましたが、無免許で車検証もないというリサは「パパにバレるから。金はいくらでも出す」と言って譲りませんでした。宮澤社長はリサを怪しみながらも、金のために修理を引き受けることにしました。
マコトがリサに車をぶつけた理由を尋ねてみると、リサは2ヶ月前に犬を轢いたと言い、面倒に巻き込まれたくないからしばらく車を修理に出さなかったと答えました。マコトは思い切ってリサを食事に誘ってみましたが、リサは「何でアンタみたいな人と行かなきゃいけないの」ときっぱり断られました。
それでもマコトはリサ手品でバラの花を出して見せ、花から万国旗まで出してみせました。リサはタクシーで帰っていき、マコトは金さえあればあの女に近づけるかなと呟きました。キダは「住む世界が違う」と窘めましたが、マコトは「住む世界が違うんじゃない。分けられてるんだよ」と返答しました1週間後、マコトは週刊誌でリサが有名なモデルだと知るや工場を辞め、キダの前から姿を消しました…。
2003年。マコトはヨッチにもクラッカーが鳴るドッキリを仕掛けてみましたが、ヨッチは全く動じませんでした。マコトはヨッチに怖いものはないのかと尋ねると、ヨッチは以前の学校でいじめられていたことを打ち明け、「自分の存在が消されちゃうことが怖い」と本音をこぼしました。
そこでマコトとキダはヨッチを連れ、彼女をいじめていた少年グループのところに向かいました。マコトは少年たちに殴りかかると、少年に握手を求めるフリをして電気ショックを与えました。マコトは「あいつらはこれで一生ヨッチのことを忘れない」とヨッチに言いました。
2011年。マコトが姿を消して2年になりましたが、キダの元には連絡はありませんでした。そんな時、キダは宮澤社長から解雇を告げられました。宮澤社長の修理工場は大物政治家の安藤衆院議員(石丸謙二郎)が主導する道路拡張計画により立ち退きを要求されており、宮澤社長はこれを機に工場を畳んで廃業すると決めていました。宮澤社長は新たな就職先として、横浜の輸入代行会社「川畑洋行」をキダに紹介しました。
名も無き世界のエンドロールのネタバレあらすじ:転
2007年。高校時代のキダ、マコト、ヨッチは学校をサボってファミレスに行きました。ナポリタンに大量の粉チーズとタバスコをかけて食らうヨッチは、キダとマコトに卒業してからも一緒にいられるかと問いかけてきました。キダはいられると答え、マコトは出席日数が足りないことから学校に戻ることにしました。
ヨッチと二人きりになったキダは卒業後の進路を尋ねてみると、ヨッチは大学に行くか女優になると答えました。ヨッチは映画に出るのは好きだが映画を見るのは嫌いだと語り、「映画は終わるから。エンドロールが流れると涙が出てきて死にたくなる。現実に戻るのが嫌」だと伝えました。キダは卒業後の進路は決めておらず、ヨッチはならば映画に出てくる殺し屋になればと提案しました。
2011年。宮澤社長の工場を辞めたキダは横浜に行き、「川畑洋行」社長の川畑(柄本明)と面会しました。「川畑洋行」は輸入代行を隠れ蓑に裏社会で“非合法な仕事”に手を染めている会社であり、川畑は一度この仕事に就いたらもう後戻りできないと語ると「人を殺せるか?」と覚悟を問いました。キダは「仕事だと思えばできる」と答えると、キダを気に入った川畑は交渉役が向いていそうだと判断し、キダを“交渉屋”として雇うことにしました。川畑はキダのためにマコトの行方を突き止めてくれており、キダはマコトと2年ぶりに再会を果たしました。
マコトは安いアパートに住んでおり、キダに連絡を取らなかったことを謝罪しました。マコトはカジノのディーラーに転職しており、必死で働いて4500万円を貯めていました。マコトは末期ガンになった輸入ワイン会社の社長から会社を買い取ることを考えていました。キダは「俺と会えなくてさみしかったか」と言うと、マコトは「“さみしい”んじゃない。”さびしい”んだよ」と答えました。マコトはリサにふさわしい男になると決意しており、リサと付き合うための“プロポーズ作戦”に協力してほしいとキダに頼みました。
キダはマコトのために新たな戸籍を確保することにしました。そこでキダが目を付けたのは、高学歴、転校を繰り返して友人がいない、犯罪歴がない、渡航歴がない、大手の証券会社に就職したもののすぐに引きこもりになったという小野瀬誠という男でした。“誠(マコト)”という名と経歴に目を付けたキダは小野瀬の元へ行き、戸籍を600万円で買い取ると持ちかけました。
小野瀬の部屋には犬の写真が飾ってありました。この犬はキダとマコトが高校時代、交差点で車に撥ねられて死んでいるのをヨッチが見つけていました。この時、ヨッチはキダとマコトに「何で神様が助けてあげなかったのだろう。押しボタンを押してあげたらよかったのに…」と語っていました。
その後、小野瀬は母親と共に自殺し、キダは誰かが見つける前に小野瀬の遺体を処分しました。そしてキダはマコトに「小野瀬誠」の身分証明書とパスポートを渡し、過去の戸籍を捨てて「小野瀬誠」になりすましたマコトは4500万円でワイン会社を買収して新社長に就任しました。マコトはキダと共にリサが出演しているテレビ番組を見ました。
2007年。高校時代のキダ、マコト、ヨッチは海へ遊びに行きました。この時、ヨッチは冬に打ち上げ花火を見たいと言い出し、幼少期に父と冬に花火をしていた思い出を語りました。マコトはいつか冬の空にヨッチのための花火を打ち上げてあげると約束しました。ヨッチはなぜいつも三人でいるのだとうかと疑問を口にすると、キダは「三人でいると一番居心地が良い。世界は俺たち三人で出来ている」と語りました。ヨッチは「一日あれば世界は変わっちゃうんだよ」と言うと、キダは絶対にヨッチのことを忘れないと答えました。ヨッチは忘れないように記念写真を撮ろうと提案し、キダ、マコト、ヨッチは海を背景に記念撮影をしました。
2016年。ワイン会社を軌道に乗せたマコトは高級マンションに移り住んでいました。しかし、マコトがいつも口にするのは、ヨッチの大好物だったコンビニのナポリタンばかりでした。マコトはキダと自宅マンションでワインを飲みながら、三人の出身校は小中高とも統廃合で無くなったと話しました。マコトは「こんなんじゃ、リサは振り向いてくれない」と口にし、キダはそろそろリサと釣り合う人間になったんじゃないかと励ましました。
リサの父は、宮澤社長の工場を立ち退かせたあの安藤議員でした。マコトは安藤主催のパーティーに出席しました。リサは壇上で「次の選挙もパパによろしく」と挨拶、マコトは休憩中のリサに近づこうとしました。しかし、リサには既に婚約者がおり、リサは婚約者に「パパは私を道具として思っていない」と愚痴をこぼしていました。マコトから話を聞いたキダは婚約者の元に乗り込み、拳銃を突きつけると「モデルの女(リサ)と別れてくれ。嫌なら殺すかもしれない」と脅しました。婚約者はリサから身を引き、マコトはリサと付き合い始めました。
川畑はキダの交渉の才能を褒め、何のために仕事をしているのかと問いました。欲しいものなどないというキダに、川畑は「危ない橋は自分のために渡るものだ」と言葉を贈りました。
2007年。三人は高校卒業の時が近づいていました。雨の日、ヨッチはキダと一緒に歩きながら、なぜマコトはドッキリを仕掛けるのが好きなのかと尋ねました。マコトのドッキリの原点は、病気がちでしゃっくりが止まらない母のために仕掛けたことが始まりでした。その後、マコトの母は病気を苦に自殺しており、キダは「今のあいつのドッキリは人間を図るためのものだ。さみしいんだ」と語ると、ヨッチは「“さみしい”んじゃない。“さびしい”んだ」と応えました。
やがて二人は交差点に差し掛かり、信号は赤のままでしたがキダは車が来ないからと渡ろうとしました。ヨッチは「押しボタンは押すためにある」とキダを引き留め、二人は青信号になってから渡りました。そしてキダは「俺はヨッチのことが好きだ」と告白しましたが、ヨッチは泣きながら「私もキダちゃんのことが好き。キダとマコトがいなかったら私は生きていなかった。二人のどっちかが好きだと言ったら運命に従おうと思った。でも、ほんのちょっと遅かった」と言うと、一昨日にマコトから告白されたことを打ち明けました。ヨッチはマコトと付き合い始めましたが、三人の友情は変わらないままでした。
2016年。キダは「何でだよ」と問うと、マコトは「気になってしょうがないんだよ。頼む」と言いつつキダにメモを渡しました。そこにリサが迎えに訪れ、マコトはリサと共にフレンチを食べに行きました。
名も無き世界のエンドロールの結末
2019年。キダは川畑から「取扱注意だぞ」とトランクを渡されました。トランクの中には爆弾が入っており、キダはマコトのマンションで彼にトランクを渡すと「“プロポーズ大作戦”、いよいよだな」と話しました。マコトはキダとワインを飲みながら「まさか社長が女一人に近づくためだけに社長をやってるなんで夢にも思わないだろうな」と語ると、試しにキダの座っているイスを爆弾で爆発させてみせ、キダを驚かせました。“プロポーズ大作戦”はクリスマスイブに決行することにしました。
2009年、クリスマスも近づいたある日。マコトはヨッチと順調な交際を続けていました。ヨッチは横断歩道を急いで渡ろうとするマコトを引き留め、「死んじゃったら困る」とわざわざ歩行者用の押しボタンを押してくれました。その後、マコトはキダに婚約指輪を見せると「“プロポーズ大作戦”を手伝ってくれ」と頼みました。それはヨッチがマコトがリクエストしたチキンを買いに行った帰りにキダが花火を打ち上げ、マコトはその花火をバックにヨッチにプロポーズするというものでした。
キダとマコトはその日に向けて着実に準備を進めていきました。しかし、クリスマス当日、ヨッチはチキンを買いに行ったっきり中々戻ってこないので、マコトとキダは彼女を探しに繰り出しました。
2019年のクリスマスイブ。この日、リサはとある広場で催されるクリスマスイベントにサプライズゲストとして出席することになっており、会場は沢山の若者たちでごった返していました。マコトはリサのために会場近くのホテルの部屋を用意しており、リサのイベント出演直前まで一緒に居たいと言い出しました。
サンタクロースに扮したキダは盗聴器でマコトとリサのやり取りを聞きながらイベント会場に忍び込み、音響担当スタッフをスタンガンで気絶させると自分がスタッフになりすまして音響ブースに入りました。キダは持ってきたパソコンを回線に繋げると、会場の巨大モニターを操作し始めました。モニターにはホテルにいるマコトのリサの映像が映し出され、会場内の人々や司会者は何かの演出なのではとざわつき出しました。
マコトはモニターを通じて「リサと出会ってから10年になる」と語り始めました。リサがマコトとの交際を始めたのは3年前であり、10年前のことなど覚えていませんでしたが、マコトは続けて10年前にリサが宮澤社長の工場に車の修理を依頼してきたことを語り、あの時と同じようにバラの花から万国旗を出す手品を披露してみせました。
驚くリサを後目に、マコトはこの日から自分はリサに釣り合う男になるために必死で金を貯めて努力してきたことを語り、リサは自分のためにここまでしてくれたなんてと感激しました。続けてマコトはバラの花の中から婚約指輪を取り出す手品を披露、会場内の誰もが(キダを除いて)これぞサプライズのプロポーズ作戦なのではと思い込みました。
ところが、マコトはリサには指輪を渡さず、代わりに車のヘッドライトの破片を渡しました。この破片は10年前にリサが修理を依頼した車のものでした。続けてマコトはリサに、自分がキダやヨッチと一緒に撮った記念写真を見せ、「俺と友だちと“犬”だ。車で“犬”を轢いたんだろ?」と語りかけました…。
…2009年のクリスマス、マコトがヨッチにプロポーズする当日でした。いつまでも帰ってこないヨッチを迎えに行ったマコトとキダは、交差点で轢き逃げされて死んだヨッチの亡骸を目の当たりにしました。現場にはヘッドライトの破片が落ちていましたが、いつまで経っても犯人は捕まりませんでした。リサが車の修理を依頼したのはその2ヶ月後であり、マコトが事故現場で拾ったヘッドライトの破片は何とリサの車と一致したのです。リサが轢いた“犬”とはヨッチのことだったのです。
リサの事故のことを知っていた安藤は金と権力を使って揉み消すことにし、宮澤社長に金を渡して口止めしたのです。続けて安藤は道路拡張工事で宮澤社長の工場を潰し、マコトたちの母校を小中高とも統廃合で潰し、更にはヨッチの通院記録までも消し、ヨッチが生きた証までも全て闇に葬り去ろうとしてきたのです。
リサの悪事を暴き、ヨッチが生きていた証を世間一般に知らしめることこそがこの“プロポーズ大作戦”の真の狙いでした。マコトがキダにメモを渡した日、マコトは“プロポーズ大作戦”の計画をキダに明かしていました。キダは出来っこないと尻込むと、マコトは「指輪をヨッチに渡す。ヨッチが喜んでくれるのか気になって仕方がない」とある覚悟を秘めた様子でした…。
大勢の人々に自分の悪事を知られたリサは、「車の前に飛び込んできたあの女のせいで、人生がめちゃくちゃになるなんてありえない」と渋々罪を認めました。安藤議員は秘書からイベントの一件のことを知り、リサは「パパがどうにかしてくれた。そんな女いなくなったって何にもならない」と怒って部屋を出て行こうとしましたが、いつの間にかリサの足には手錠がかけられて逃げられなくなっており、リサはテーブルの下に爆弾が仕掛けられていることに気付きました。マコトは「ヨッチがいなくなってさびしい。もう10年経っちまった。そろそろ渡しに行きたい」とリモコンを取り出し、「押ボタンを押さないとボタンの立場がない」と言いました。
キダはマコトがリサを道連れに死に、あの世でヨッチに指輪を渡そうとしていることを悟っていました。キダはマコトを止めるためにホテルに駆け上がり、二人のいるはずの部屋へと突入しましたが、そこには誰もおらず、テーブルにはコーラの缶が置かれていました。キダが缶を手に取ると、隣のヒテルの部屋で大爆発が起こり、空には“花火”が打ち上がっていました。これこそがマコトが人生の最期にキダに仕掛けた一世一代のドッキリでした…。
…赤信号の交差点。キダは「メリークリスマス。ちゃんと指輪を受け取ったか」と呟き、押ボタンを押して青になるのを待ちました。キダの目には、指輪をし、仲睦まじく手を繋いで横断歩道を渡るマコトとヨッチの姿が映っていました。
以上、映画「名も無き世界のエンドロール」のあらすじと結末でした。
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