映画「異動辞令は音楽隊！」ネタバレあらすじ結末と感想

映画「異動辞令は音楽隊！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。

2023/1/8 更新

作品紹介・キャスト

異動辞令は音楽隊！の紹介：2022年日本映画。現場一筋のベテラン刑事が、ハラスメント疑惑が原因で音楽隊に異動となってしまいます。そこで悪戦苦闘しながら、少しづつ心を開いていき、音楽隊が一体となるまでを描いた作品です。ドラムは初めてという主演の阿部寛ですが、見事な演奏を見せてくれています。
監督：内田英治　出演：阿部寛（成瀬司）、清野菜名（来島春子）、磯村勇斗（坂本祥太）、高杉真宙（北村裕司）、板橋駿谷（国沢正志）、モトーラ世理奈（柏木美由紀）、見上愛（成瀬法子）、高橋侃（西田優吾）、岡部たかし（篠田誠）、渋川清彦（広岡達也）、酒向芳（沢田高広）、六平直政（井上涼平）、光石研（五十嵐和夫）、倍賞美津子（成瀬幸子）、ほか

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国内清野菜名磯村勇斗阿部寛高杉真宙

映画「異動辞令は音楽隊！」解説

この解説記事には映画「異動辞令は音楽隊！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

異動辞令は音楽隊！のネタバレあらすじ：起

警察の名を語り、現金のあり場を聞き出して宅配業者を装って高齢者を襲うという、アポ電強盗が頻発しています。ベテラン刑事の成瀬司（阿部寛）はなかなか進まない捜査に焦れていました。

捜査令状を取らずにチンピラの西田（高橋侃）を締め上げたり、上層部とよく揉める成瀬。現在は母親と二人暮らしをしていて、元妻との娘で高校生の法子（見上愛）が母親の面倒を見によく来てくれます。

しかし反抗期がまだ抜けない法子と成瀬の関係は良好とは言えませんでした。母親を文化祭に連れていきたいという約束を仕事で忘れてしまった成瀬は、法子に激怒され、着信拒否されてしまいヘコんでしまう成瀬に、上層部より異動辞令が下されます。

本部長の五十嵐（光石研）は不貞腐れている成瀬ににこやかに、音楽隊に行ってもらうことを告げます。絶対に無理だとゴネる成瀬、しかしどうすることも出来ず音楽隊へ異動することになりました。

異動辞令は音楽隊！のネタバレあらすじ：承

バスに乗ってやってきたのは田舎の事務所。予算がないので練習場がなく、隣の教会が練習場でした。隊員の一人、北村（高杉真宙）はサックス担当ですが全くやる気がありません。トランペット担当の来島（清野菜名）は子育てと交通課の両立をしていて、威圧的な成瀬を何かと敵対視しています。

成瀬の指導係である広岡（渋川清彦）はパーカッション担当、自他ともに認めるパンク狂でした。指揮者で音楽隊の隊長である沢田（酒向芳）は和太鼓の経験のある成瀬にパーカッション担当を命じます。

成瀬とは到底合いそうにないメンバーと嫌々練習を続ける成瀬。ある日、新たなアポ電強盗が起きたのをニュースで見た成瀬は、いても立ってもいられなくなり捜査本部に駆け込みますが、元部下の坂本（磯村勇斗）に「もうここの人間ではない」と言われて我に返り、失意のまま帰っていきます。

その後、市民フェスティバルで演奏することになった成瀬でしたが、当然メチャクチャになってしまいます。指揮者の税金の無駄遣いだと知事に責められてしまいます。これでますます落ち込んでしまった成瀬、偶然出会った来島と話しをしますが、やはり意見が合わず帰ります。

異動辞令は音楽隊！のネタバレあらすじ：転

しかし、警察手帳の入った上着を忘れてしまい自己嫌悪してしまいす。その様子を見た来島が「ミスをすれば周りがカバーすればいいんです。音楽と一緒ですよ」と成瀬を慰めました。

この言葉で吹っ切れた成瀬、懸命に練習に励みました。その成瀬の姿に皆も感化され、良いハーモニーが生まれてきました。音楽隊のファンだという上品な老婦人・村田ハツは成瀬のドラムには勇気を貰えると応援してくれます。

少しづつ軌道に乗り出した音楽隊でしたが、先のフェスティバルの失態に怒った知事から、次の定期演奏会で音楽隊を廃止すると告げられてしまいます。音楽隊に入り人間が丸くなった成瀬、仲違いしていた法子ともわだかまりが溶け笑顔も増えていきますが、音楽隊解散後の自分の処遇はどうなるのかの不安は拭えずにいました。

そんな中、またしてもアポ電強盗が起き、今回は初めての死亡事件となります。犠牲者は音楽隊のファンだった村田ハツでした。悲しみにくれるメンバーたち、成瀬を気の毒に思った元部下で事件を追っている坂本は、以前成瀬が言っていたことを汲み取り、西田をマークし、彼を囮にしてグループのボスに見当をつけた坂本は、炙り出し作戦を実行することにしました。