おおかみこどもの雨と雪の紹介:2012年日本映画。おおかみ男と人間の女性から産まれた雨と雪。幸せな家族でしたが、お父さんのおおかみ男が突然亡くなってしまいます。おおかみ子どもの子育てに悩むお母さんは、二人の成長のために人里離れた田舎に越し、そこでの生活を描いた映画です。
監督:細田守 声の出演:宮崎あおい(花)、大沢たかお(彼)、黒木華(雪(少女期))、西井幸人(雨(少年期))ほか
映画「おおかみこどもの雨と雪 (2012)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「おおかみこどもの雨と雪 (2012)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「おおかみこどもの雨と雪 (2012)」解説
この解説記事には映画「おおかみこどもの雨と雪 (2012)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
おおかみこどもの雨と雪 (2012)のネタバレあらすじ:おおかみ男と女子大生の出会い
二人はお母さんとなる女性の通う大学で知り合います。とても仲の良い恋人同士でしたがある日おおかみ男は自分の生い立ちを告白します。驚いた女性でしたが二人は結ばれ、子どももできて幸せな家族となります。
おおかみこどもの雨と雪 (2012)のネタバレあらすじ:おおかみ男の死とおおかみ子どもの子育て
そんな幸せな家族に突然の悲劇が訪れます。二人目が産まれた直後、滋養のいいものを食べさせようとして狩りをしたのか、事故でおおかみ男が亡くなっていまいます。亡くなっておおかみの姿になってしまったおおかみ男は、川で死んでいるところを発見され、そのまま処分されてしまいます。悲しみにくれるお母さん。しかし二人の子どもたちをなんとか育てていかなければなりません。でも気をつけないとおおかみの姿を垣間見せてしまう子どもたち。なかなか預けるのも容易ではありません。また、子どもたちが泣いたりケンカしたりする声が犬のようであったため、ペットを飼っていると決めつけられてアパートを追い出されることになってしまいました。
おおかみこどもの雨と雪 (2012)のネタバレあらすじ:田舎への移住
思い悩んだ末に、お母さんは田舎へ移住することをきめました。中でもあまり人の来ない、里の奥にあった空き家に決めました。子どもたちがおおかみの姿になってしまっても、そこなら人目につかないからです。しかし、田舎の高齢者たちは移住者に対する目が厳しく、なかなか簡単には受け入れてもらえませんでした。それでも生きていくため、失敗を繰り返しながら畑で野菜作りを試みるお母さんの姿に、とうとう1人のおじいさんが手を貸します。一生懸命でめげないお母さんに心を開いたおじいさんは、密かに他の住民にもこの家族を助けてやるよう口利きしてくれます。
おおかみこどもの雨と雪 (2012)の結末:雨と雪の成長
成長するにつれ、雪はより人間らしく、雪はおおかみよりにと成長が明らかに別れてきました。心配する家族をよそに、雨はおおかみに憧れ、学校には行かず山へ通うようになりました。そしておおかみの先生について山のことを学ぶようになりました。雪は、友達もいて、恋愛もするようになっていきます。誤っておおかみの姿を見せ、男の子にケガをさせてしまいますが、その子はそれさえも受け入れてくれていました。とうとう雨はおおかみとして生きることを決め、家を出ていきます。お母さんも悲しみをこらえながらもそれを認めて、遠吠えを聞くたび雨を想っていくようになりました。雪は次の年、中学の寮へ入るために家を出ました。あっという間だった12年の子育てを終えて、お母さんは静かに暮らしています。
鑑賞中、何度も泣きました。シングルマザーになってしまった花が、都会の人間社会で受け入れられないなかで、必死に生き抜こうとする姿に胸が締め付けられるような気持ちになりました。そんななかで、子どもの2人も自分が人間か狼かの選択を迫られる場面では、子どもながらに葛藤や苦悩をするシーンが見てとれて、観るたびに泣いてしまします。