愛唄 -約束のナクヒト-の紹介:2018年日本映画。「キセキ あの日のソビト」に続いて人気グループGreeeeNの楽曲「愛唄」を元に作られた作品です。前作『キセキ -あの日のソビト-』と違い、本作はGreeeeNが脚本に参加し、彼らの実体験も織り混ぜたオリジナルストーリーになっています。生と死、人を愛する事、友情と泣ける要素を盛り込んでいます。
監督:川村泰祐 出演:横浜流星(野宮透 / トオル)、清原果耶(伊藤凪)、飯島寛騎(坂本龍也)、中村ゆり(小池妙子)、野間口徹(副島浩一)、成海璃子(相川比呂乃)、中山美穂(橋野冴子)、奥野瑛太(タコス屋オーナー)、富田靖子(伊藤佐和)、財前直見(野宮美智子)、ほか
映画「愛唄 約束のナクヒト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛唄 約束のナクヒト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
愛唄 約束のナクヒトの予告編 動画
映画「愛唄 約束のナクヒト」解説
この解説記事には映画「愛唄 約束のナクヒト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛唄 約束のナクヒトのネタバレあらすじ:起
サラリーマンだった野宮透(横浜流星)は、残り3ヶ月という余命宣告を受けて、絶望のまま、思い余ってビルの屋上から飛び降りようとしていました。そこに声をかけたのが透の高校の同級生の坂本龍也(飯島寛騎)でした。龍也はバンドマンとして活躍していましたが、伊藤凪という少女の詩に衝撃を受けて、バンドを引退していました。
透から事情を聞いた龍也は、透のスマホのカウントダウンアプリを起動して、残り時間はまだ生きているんだと励ましてくれました。人生を明るく前向きに生きようとする龍也の姿に、透は救われた気分になり、思いとどまる事ができました。
愛唄 約束のナクヒトのネタバレあらすじ:承
その帰り道、伊藤凪という少女が書いた詩集が縁で、元子役の相川比呂乃(成海璃子)と出会います。透にとっては初めてかもしれない恋の感情でしたが、比呂乃の夢を応援したいと考えた透は身を引きます。そんな透を龍也は全力で応援することを決めました。
そんな中、伊藤凪(清原果那)という少女と出会います。彼女は詩集を書いた伊藤凪本人で、今は詩を書くことを止めていましたが、まだ生きていて闘病を続けていたのでした。
愛唄 約束のナクヒトのネタバレあらすじ:転
凪は透よりも長く闘病生活を送っていました。透と同じように病に苦しみながらも、残された命を楽しみながら生きようとする凪の姿を目の当たりにした透は、凪にどんどん惹かれていきます。人生に絶望していた透だったので、特にやりたい事があったわけではありませんでした。龍也に励まされて恋に前向きになることができた、そして何より凪には生きる希望をもらったのです。
ある日、朝日が見たいという凪の願いをどうしても叶えたいと、透はこっそりと病院を抜け出してしまいます。その途中で凪が倒れてしまいます。それが凪の家族にばれてしまい激怒され、もう二度と凪に会わないようにと言われてしまうのでした。
愛唄 約束のナクヒトの結末
両親の心配は分かるものの、お互い惹かれあっていた透と凪の気持ちは止める事は出来ませんでした。透の命のカウントダウンを乗り越えたその夜に、再び朝日を見るために出発します。そして念願の朝日を見る事ができた二人に、幸せが包んでくれると思いましたが、やがて凪の命は尽きてしまい、その短い一生を終えるのでした。
凪がいなくなった後、悲しみにくれた透でしたが、凪が残してくれた詩を曲にしようと、龍也に作曲を依頼します。そしてカウントダウンに、日は越えたものの透の最後の時も近づいていました。今までずっと作曲出来ていなかった龍也でしたが、懸命に二人のために作り上げた曲それが「愛唄」でした。
以上、映画「愛唄 -約束のナクヒト-」のあらすじと結末でした。
「愛唄 約束のナクヒト」感想・レビュー
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なるほど、最初の墨の入った腕の点滴と、最後の龍也のカウントダウン、
間にあった
と言う言葉に納得が行きました。一番辛かったのは、龍也かも知れませんね。 -
愛唄
最初は知らなかったんですけどこれを見て感動しました。
Greenがとても好きなので愛唄の原点を知れて良かったです。
龍也の病気になっていたのでだから同じ人を見つけて一緒に楽しくうこうとをおもったのではないのでしょうか?
病気でもこんな楽しい青春ができるのだと知りました^_^
すごく面白かったです
病に苦しむ少女凪と余命3か月と宣告された透、そして透の余命を知ってスマホにカウントダウンタイマーを設置するちょっと能天気な龍也の物語です。
カウントダウンタイマーを設定して生きる感じが胸に突き刺さるんです。
命の期限を感じながらも愛と友情に一生懸命な凪と透が、切なくもあり悲しくなってしまいます。
最後、愛歌が流れるんですが、感動で涙が止まりません。
実はこれだけでは終わりません。
歌がヒットした龍也のスマホが鳴り、なんとカウントダウンタイマーの数字が0になっているんです。
龍也も余命宣告をされていたことになり、実は映画の冒頭に点滴をする腕だけ映っているんです。
間に合ったという言葉に心が震えます。
自分が今、この世に存在している事に思いを馳せた映画でした。