ARIA The AVVENIREの紹介:2015年日本映画。原作は天野こずえによる漫画作品。2005年からテレビアニメが三期まで順次放映され、人気を博した。その独特の緩やかな世界観から未だにファンが多い。TVアニメ10周年の記念作品として制作された。テレビアニメ最終から1年後の世界を舞台に未公開の話を3話収録している。
監督:佐藤順一 声優:葉月絵理乃(水無灯里)、斎藤千和(藍華・S・グランチェスタ)、広橋涼(アリス・キャロル)、 水橋かおり(愛野アイ)、大原さやか(アリシア・フローレンス)、 皆川純子(晃・E・フェラーリ)、水橋かおり(愛野アイ)、中原麻衣(あずさ・B・マクラーレン)、茅野愛衣(アーニャ・ドストエフスカヤ)、ほか
映画「ARIA The AVVENIRE」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ARIA The AVVENIRE」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ARIA The AVVENIREの予告編 動画
映画「ARIA The AVVENIRE」解説
この解説記事には映画「ARIA The AVVENIRE」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ARIA The AVVENIREのネタバレあらすじ:その 逢いたかったあなたに…
一人前のゴンドラ漕ぎであるプリマウンディーネに昇格した水無灯里は、先輩のアリシア・フローレンスからアリアカンパニーの運営も任され、多忙な日々を送っていた。修行時代にいつも一緒だった、藍華・S・グランチェスタ、アリス・キャロルのふたりとも最近ではなかなか会えていない。後輩の愛野アイを指導している最中、ゴンドラに揺られながら灯里はアリシアがまだ現役だった頃を思い出す。
雑用をこなしていた修行時代の灯里は、同業の姫屋のプリマウンディーネである晃・E・フェラーリと出くわす。晃はアクア(テラフォーミングされた火星)の二度ある誕生日のうちの一つのために、アリシアにプレゼントを持ってきていたのだった。しかし、アリシアは多忙のため不在であった。そこで灯里は晃に練習に付き合ってほしいと申し出る。
訓練が終わった暮れ方、晃は本当は普段忙しくて会えないアリシアに久しぶりに会いたかっただけなのだと告げる。その時偶然、アリシアの乗ったゴンドラが通りかかる。晃はプレゼントを無理矢理にアリシアのゴンドラに投げ渡した。
二人がこのように出会えたことはアクアという星もたらした奇跡(ミラクル)だったと灯里は語る。それを聞いたアイは自分もいつかそんな素晴らしい仲間に出会いたいと言うのだった。
ARIA The AVVENIREのネタバレあらすじ:その 暖かなさよならは…
アイは灯里に奇跡が起こったと嬉しげに語りだした。アイはゴンドラの練習中にアクアの守護神である初代な猫、ケット・シーを見かけたというのだ。
アイは街角でちらりと見かけたケット・シーの影を追ってネオ・ヴェネツィアの街を探索していた。その途中で、姫屋の見習いウンディーネであるあずさ・B・マクラーレン、同じくオレンジ・ぷらねっとのアーニャ・ドストエフスカヤの二人と出会う。三人は協力してケット・シーを探しに行く。一日をかけて街中を探してもケット・シーは見つからなかったが、結果として三人が仲良くなることができた。これはアクアの奇跡だとアイは語る。
灯里も過去を回想する。灯里は藍華、アリスと街を歩く途中、不幸の石を見つけてしまう。アリスはそれがただの迷信だと言うが、灯里はもしかしたらケット・シーに会えるかもしれないとその石に触れることにする。
その後灯里はケット・シーの隠れ家に導かれるが、そこで彼と最後のお別れをしなければならなかった。ケット・シーは大人になると見えなくなってしまうからだ。街に戻った灯里の手には小さな宝石が握られていた。
灯里はアイのお陰で、あの日別れたケット・シーにもう一度会えたように感じるのだった。
ARIA The AVVENIREのネタバレあらすじ:その 遙かなる未来へ…
過去。一人アリアカンパニーを切り盛りしていたアリシアは、ある日、灯里からのアリアカンパニーに入社したいというたどたどしい電話を受ける。地球からアクアにやってきた灯里をひと目見て、アリシアは灯里を会社の後継者にすることを決める。
現在。アリスの先輩であるアテナ・グローリィは音楽祭を控えていた。しかし、皆はそれぞれ仕事が忙しく参加することができなかった。アイ、あずさ、アーニヤは仕事が休みになる満潮のアクアアルタを利用して、奇跡を起こそうと相談する。
アイたちはパーティを企画し普段忙しいウンディーネたちを一同に集めた。皆は食事を取りながら楽しく話していたが、その間にアリシアは疲れて眠ってしまう。
アリシアは昔のことを思い出す。すでにウンディーネとして成功を収めていた彼女は協会の幹部に迎えられようとしていた。しかし、灯里との出会いによってそれをしばし先延ばしにし、後輩を育てること優先したのだった。
風鈴を使った灯篭流しのような夜光鈴を水に流す行事の時、灯里は「別れが寂しければ寂しいほど、それが大好きな存在なのだ」と言う。それを聞いて、アリシアはウンディーネの仕事を辞め、協会に行くことを決意したのだった。
パーティーは終わったが、アテナだけはついに来なかった。しかし、ウンディーネたちの先輩であるグランマは、叶わないと思っていた願いは別の形で姿を表すこともあると言う。
一同が帰ろうとした時、どこからかアテナの歌が聞こえてきた。アテナはオレンジぷらねっとの窓辺から歌の練習をしていたのだ。灯里はアイ達がこの奇跡を運んできてくれたことに感謝するのだった。
以上、映画「ARIA The AVVENIRE」のあらすじと結末でした。
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