映画バクマン。の紹介:2014年日本映画。週刊少年ジャンプで連載されていた大人気コミックを実写映画化しました。『デスノート』で人気を博した大場つぐみと小畑健によるタッグです。高校生の真城最高が、クラスメートの髙木秋人とコンビを組み週刊少年ジャンプで漫画の連載を目指します。二人の前に立ちはだかるのは、同じ高校生で天才肌の新妻エイジ。ラストの対決では最高が病に倒れるというピンチに陥りながらも、仲間の協力を得て勝負に挑みます。
監督:大根仁 出演者:佐藤健(真城最高)、神木隆之介(高木秋人)、染谷将太(新妻エイジ)、桐谷健太(福田真太)、新井浩文(平丸一也)、皆川猿時(中井巧朗)、小松菜奈(亜豆美保)、宮藤官九郎(川口たろう)、山田孝之(服部哲)、リリー・フランキー(佐々木編集長)、ほか
映画「バクマン。」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バクマン。」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バクマンの予告編 動画
映画「バクマン。」解説
この解説記事には映画「バクマン。」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バクマン。のネタバレあらすじ:起
真城最高、通称サイコー(佐藤健)はどこにでもいる普通の男子高校生です。そんなサイコーには漫画家の叔父、川口たろう(宮藤官九郎)がいました。一度は売れたもののジャンプで連載ができなくなり、漫画を描き続けている内に過労で亡くりました。叔父を尊敬していたものの、ショックを受けたサイコーは漫画家になる夢を諦めます。
クラスメートの亜豆美保(小松菜奈)の姿を描いているところを、高木秋人(神木隆之介)通称シュージンに見られてしまいます。サイコーの画力に目をつけたシュージンは、自分は絵が描けないけどストーリーは作れる。一緒にジャンプで漫画を連載しようと誘います。
最初は断っていたサイコーでしたが、声優の夢を目指す亜豆に聞かれ、サイコーたちが連載する漫画がアニメ化した暁には、亜豆が声優としてヒロインを演じると約束してしまいます。さらにサイコーは亜豆と両想いであることが発覚。二人は約束した夢が叶ったら結婚しようと誓います。
俄然やる気が出たサイコーはシュージンと一緒に、漫画家になる夢を歩み始めます。週刊少年ジャンプで連載することがサイコーとシュージンの目標。サイコーが作画担当、シュージンが原作担当と役割が別れています。
まずはシュージンがネームを練るため、時間のあるサイコーはペンに慣れてすぐに絵が描けるように練習していました。この時、二人は新妻エイジ(染谷将太)の存在を知ります。二人と同じ男子高校生でありながら、週刊少年ジャンプの賞に入選しました。画力・ストーリー作り共に天才的なスキルを持つエイジに二人は大興奮。夢を叶える決意を新たにします。
バクマン。のネタバレあらすじ:承
待ちに待ったシュージンの初めてのストーリーは、近未来を舞台にしたお話。夏休みの間に漫画を仕上げてジャンプ編集部に持ち込みます。二人を出迎えてくれたのは服部哲(山田孝之)でした。二人の前で作品に目を通した服部は、これが初めての作品だと聞くと、描き直して持ってくるよう言い、携帯番号を書いた名刺を手渡しました。
自分たちの作品は見込みがあると知った二人は大喜びで修正して描き直します。良いスタートを切った二人に驚く知らせが。亜豆が声優の夢を叶えるため、学校を退学してしまいました。サイコーたちが通う高校では芸能活動が禁じられています。亜豆は声優の仕事をするために学校を離れますが、サイコーに約束の日を待っていると伝えます。
二人は約束の日を迎えるためにも漫画に専念し、二週間で原稿を直して、再びジャンプ編集部の服部に会いに行きました。手直しして手塚賞に出してみないかと誘いを受けますが、これでは賞は獲れないと言われ、さらに編集長(リリー・フランキー)からは、ジャンプに載せられるレベルではないと言われ、奮起します。
そして、二人が力を尽くした作品は見事入賞を果たします。入賞に浮足立っていた二人はエイジに会いました。エイジはシュージンのストーリーは褒めるものの、サイコーの作画より自分の方が上手いと言い放ちます。サイコーはエイジにすぐに追いつくと宣戦布告しました。この時会ったのはエイジだけではありませんでした。福田(桐谷健太)・平丸(新井浩文)・中井(皆川猿時)と共にジャンプで頑張ろうと絆を結びます。
バクマン。のネタバレあらすじ:転
サイコーは自分たちの作品が王道ではあるものの、ジャンプの良いとこどりでしかないと、編集長から連載の却下をくらいます。シュージンは自分たちにとって身近なネタ、学園ものを考え、王道のエイジに対抗して邪道を行くべしと考え着きました。
連載会議で合格した二人の作品は、エイジと対決するよう編集部でも煽りました。アンケートでどちらが先に一位を獲るかで決着をつけることにします。初回は三位になったものの、エイジは安定の二位。二人は徐々に離されて、十位にまで落ち込みました。
シュージンはここで主人公を殺してヒロインを出そうと提案します。ヒロインは今まで描き溜めた亜豆のイラストを見て決めました。ヒロインが出たことで順位は二位にまで上がりました。
ここまで必死に駆け上がってきましたがサイコーは倒れてしまいます。緊急入院の措置を受け、サイコーの入院の知らせを受けた編集長は長期休載を決めました。無理をし過ぎたサイコーの訴えは編集長には届きませんでした。
入院中のサイコーの元に亜豆がお見舞いに訪れます。サイコーの描くヒロインが亜豆に似ているとネット上でも噂になり、事務所から恋愛禁止を言い渡されたと告げます。これまで通り会うことはできないものの、約束を果たすため亜豆は待っているからとサイコーに微笑みました。
バクマン。の結末
亜豆との会話で元気を取り戻したサイコーは、原稿を完成させるため病院を抜け出して仕事場に戻りました。連載に穴を空けるわけにはいきません。二人が急いで描いていると、心配した服部や福田がサイコーたちの仕事場を訪れました。
二人を止めようとする服部とは逆に、福田は二人の手伝いを始めます。平丸・中井も一緒になってサイコーとシュージンの漫画の完成に力を貸しました。そこに訪れたのは宿敵新妻エイジ。エイジはサイコーの原稿に手直しを加えようとしますが、サイコーは断り自分以上にこの漫画をうまく描ける人間はいないと啖呵を切ります。エイジはジャンプで待ってると言って去って行きました。
二人の頑張りと仲間の協力により完成した原稿は、無事に編集長の手に渡り掲載されます。そして、この作品がとうとうアンケートで一位を獲りました。この一位をピークに二人の漫画はどんどん順位を下げて最後には打ち切りとなりました。
高校生の間にジャンプで漫画の連載をして、さらにアンケートで一位を獲った達成感は次の作品作りへ気持ちが向かいます。就職も大学進学もせずに卒業を迎えたサイコーとシュージン。二人の漫画家人生は始まったばかり、二人が黒板に次の作品についてイキイキと描くところで幕を閉じました。
以上、映画「バクマン。」のあらすじと結末でした。
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