バースデーカードの紹介:2016年日本映画。優しい両親と弟に囲まれて育った紀子。しかし紀子が10才の時、母親が亡くなってしまいます。亡き母との約束通り、毎年、誕生日の日にバースデーカードを受け取る紀子。そこには母親からの温かいメッセージなどが書かれており…。バースデーカードを通して母娘の深い絆を描く人間ドラマ。普通の女の子が1人の女性として成長し幸せを掴むまでの過程描いています。
監督:吉田康弘 出演:橋本愛(鈴木紀子(17-25歳))、ユースケ・サンタマリア(鈴木宗一郎)、須賀健太(鈴木正男)、中村蒼(立石純)、木村多江(石井沙織)、谷原章介(谷原章介)、洞口依子(美津代)、宮崎あおい(鈴木芳恵)、ほか
映画「バースデーカード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バースデーカード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バースデーカードの予告編 動画
映画「バースデーカード」解説
この解説記事には映画「バースデーカード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バースデーカードのネタバレあらすじ:起
臆病者で引っ込み思案な女の子・鈴木紀子(橋本愛)。紀子は明るくて優しい母・芳恵(宮崎あおい)と、父・宗一郎(ユースケ・サンタマリア)、弟・正男(須賀健太)の四人で暮らしです。ある日、小学校で行われたクイズ大会のクラス代表となった紀子。クイズの回答者として出場しましたが、目立つことが好きではない紀子は一問も答えず、応援してくれた母を裏切る形となってしまいました。自分は脇役でいいと考える紀子は、芳恵に「自分に期待をしないでほしい」と言って、芳恵を傷つけてしまいます。
紀子の10才の誕生日に、家族でピクニックに出かけることになりました。普段は入院している芳恵は、この日は外出して紀子の誕生日を祝います。余命が短い芳恵は、子供の前ではずっと笑顔でいようと決めていました。苦しんでいる顔など見せず、病気と戦おうとする芳恵。手紙と刺しゅう入りのハンカチをプレゼントし、この先も紀子と弟の誕生日に毎年手紙を書くことを約束しました。
バースデーカードのネタバレあらすじ:承
11才の誕生日、天国から芳恵の手紙が届き、紀子は手紙を一人でそっと読みます。毎年芳恵から届く手紙を楽しみにする紀子。手紙にはスイーツの作り方や、学校をさぼって映画に行ってみようなど、毎年色々なことが書いてありました。
14才の誕生日。手紙と一緒に口紅が入っており、キスをしてみるよう書かれていました。
そして17才になった紀子は、小豆島に行きます。芳恵が中学校に埋めたタイムカプセルを持って帰ってきてほしいと書かれていました。芳恵の親友だった石井沙織(木村多江)をたより、芳恵の同級生から様々な話を聞きます。中学生だった頃の芳恵は頭がよく、男子からモテた話を聞き、うれしくなる紀子。しかし芳恵と自分の違いに、落ち込んでもいました。
バースデーカードのネタバレあらすじ:転
紀子は19才になり、手紙を読むかどうかで悩みます。毎年手紙に振り回されているような感じがして、芳恵に会えないもどかしさもつのり、父・宗一郎とそのことで口論となります。家を飛び出し、泣きながら歩く紀子に、中学時代の初恋の男性・純(中村蒼)が声を掛けました。バイクに乗せてもらい、気持ちも落ち着いた紀子は家に帰り、手紙を読むことに。
未来の子供たちに手紙を書く自信がなくなっていた芳恵は、手紙を全て破り捨てようとしたことが書かれていました。紀子が大きくなった時にどんなことで悩み苦しんでいるのか分からなくなっていた芳恵。子供の成長を近くで見守れないことに憤りを感じ、芳恵と宗一郎が喧嘩をしたことも書かれていました。そして「19才の紀子を愛している」と書かれた手紙を読んで、紀子は号泣します。
バースデーカードの結末
20才の紀子に、芳恵からの最後の手紙が届きます。「自分の人生に満足している」と書かれた手紙。
21才の紀子は純と交際をしており、誕生日の日に純がバースデーカードをくれました。そしてクイズ番組のアタック25を見ていた紀子は、小学生の頃にクイズで一問も答えなかったことを思い出します。すると小学生の頃のリベンジをしてみるよう純に言われ、アタック25に出場すべく勉強を始める紀子。予選会に出場しましたが、結果はダメでした。
大学を卒業し、地元で就職した紀子は、何度もアタック25に挑戦しますが、落ち続けています。そんなある日、ようやく筆記試験を突破し、そしてついにアタック25に出場。結果はダメでしたが、純からのプロポーズもあり幸せな紀子。
そして結婚式の日、芳恵からの手紙を弟・正男から受け取ります。紀子の周りには、紀子を支えてくれるたくさんの人がいて、これからも幸せになるよう手紙に書かれていました。紀子は芳恵が作ってくれたベールをかぶり、バージンロードを歩くのでした。
以上、映画「バースデーカード」のあらすじと結末でした。
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
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