シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の紹介:2020年日本映画。エヴァンゲリオン新劇場版4部作の完結編。アスカは、シンジとアヤナミレイをニアサードインパクトを生き延びた人々が暮らす第三村に連れてきました。シンジはそこで旧知のトウジやケンスケとの交流やアヤナミレイとの別れを経て立ち直り、AAAヴンダーに戻る決意をします。AAAヴンダーは、フォースインパクトを阻止すべく南極にいるゲンドウの元に乗り込みますが、全てはゲンドウの思惑通りに動きます。そして、フォースインパクトが発動されようとしたとき、シンジはゲンドウを止めるためマイナス宇宙に向かいます。
総監督:庵野秀明 声優:碇シンジ(緒方恵美)、アヤナミレイ(仮称) / 綾波レイ(林原めぐみ)、式波・アスカ・ラングレー(宮村優子)、真希波・マリ・イラストリアス(坂本真綾)、葛城ミサト(三石琴乃)、赤木リツコ(山口由里子)、渚カヲル(石田彰)、碇ゲンドウ(立木文彦)、冬月コウゾウ(清川元夢)、鈴原トウジ(関智一)、相田ケンスケ(岩永哲哉)、鈴原ヒカリ(岩男潤子)、伊吹マヤ(長沢美樹)、加持リョウジ(山寺宏一)、加持リョウジ(少年)(内山昂輝)、ほか
映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の予告編 動画
映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」解説
この解説記事には映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のネタバレあらすじ:起
一面赤く変わり果てたフランスのパリ上空に、WILLEの旗艦AAAヴンダーがやってきました。WILLEの目的は、ユーロNERVが封印したエヴァの部品や装備でした。リツコ達は、機能停止している封印柱の復元作業を始めますが、NERVのエヴァンゲリオンがリツコ達を妨害するため接近してきました。真希波・マリが乗るEVA8号機がNERVのエヴァンゲリオンを迎撃する中、封印柱の復元作業が完了し、パリは、封印柱の周辺だけ昔の姿を取り戻し、WILLEも目的のエヴァの部品や装備を入手できました。
そのころ、シンジはアスカに連れられアヤナミレイと共に歩き続けていましたが、カヲルの死にショックを受けたシンジは抜け殻のようになっていました。そこへ、防護服を来た人間が車でやってくると、3人に声をかけました。シンジは気が付くと床に寝かせられていて、旧知の鈴原トウジが声をかけてきました。そこは、トウジが医師を務めている第三村の診療所でした。
トウジ達が暮らしている第三村は、ニアサードインパクトを生き延びた人々が暮らす集落でした。アヤナミは、そこで暮らす人々や初めて見る猫に興味津々でした。トウジは、シンジとアヤナミを家に連れ帰り夕食を振る舞いましたが、シンジは部屋の隅に座り、トウジの言葉に反応しませんでした。そこへトウジの奥さんが帰ってきましたが、それは中学時代トウジと喧嘩ばかりしていた委員長のヒカリでした。
ヒカリは、久々に会ったシンジとアヤナミに懐かしそうに声をかけましたが、アヤナミは「トウジとヒカリが知っているクラスメートだった綾波レイとは違う」と否定すると、2人はアヤナミを「そっくりさん」と呼びました。アヤナミは、トウジとヒカリの間に生まれた赤ちゃんを見て、初めてかわいいという感情を抱きました。そこへ1人の男性が家に入ってきました。男性は、旧知の相田ケンスケで、3人を助けた防護服の人間はケンスケでした。
ケンスケは、シンジに話しかけますが、シンジはやはり反応しませんでした。同居しているヒカリの父親は、シンジの態度に苦言を呈し、シンジをケンスケの家で預かることにしました。ケンスケの家に着くと中にはアスカがいましたが、シンジはアスカの首にあるDSSチョーカーを見ると、カヲルを思いだして嘔吐してしまいました。アスカは、礼を言おうともしないシンジの世話を焼くケンスケを批判しますが、ケンスケは「今はシンジをそっとしておくしかない」と言いました。
トウジの家で居候することになったアヤナミは、農作業を手伝うことになりました。命令でしか動いたことがないアヤナミは、初めて自発的に働くことに悪戦苦闘しますが、なんとかやり終えます。一方、ケンスケの家にいるシンジは部屋の隅で寝たまま食事も取ろうとはしませんでした。アスカはそんなシンジの態度に怒り、無理矢理食事をシンジの口の中に入れました。そしてアスカは、シンジの精神的弱さを責め、エヴァに乗らないで欲しかったと言い残すと家を飛び出しました。
1人取り残されたシンジも家を出ると、第三村をさまよい歩き、湖のそばにある廃墟にたどり着きましたが、そこはかつてNERVの施設があった場所でした。アヤナミはシンジに会いに来ますが、アスカからシンジは家出中と言われました。アスカは「アヤナミがシンジに好意を持っているのはNERVに仕組まれたものだ」と言いましたが、アヤナミは特に気にする様子もなかったことから、アスカはシンジの居場所を教えました。
シンジに会ったアヤナミは、シンジにS-DATプレイヤーを渡そうとしますが、シンジはそれを拒否しました。アヤナミはS-DATプレイヤーを拾い上げると、また来ると言って去っていきました。アヤナミは第三村で農作業を通して住民たちと交流しながら暮らしますが、シンジは相変わらずNERVの施設跡で何もせず寝ていました。
ある日、アヤナミはシンジに「働こうとしないシンジは、アスカのようにこの村を守っているのか」と尋ねると、シンジは「守るどころかこのような状況になったのは全て自分のせいだ、なのになぜみんな自分に優しくするんだ」と叫びました。すると、アヤナミは「みんなシンジの事が好きだから」と答えてシンジに手を差し出すと、シンジは泣き崩れました。
そしてケンスケの家に帰ったシンジは、ケンスケの仕事を手伝うことにしました。ケンスケは、何でも屋として様々な仕事をこなしており、シンジも魚釣りなどを手伝いました。いつまでもそっくりさんでは困ると、村人から名前が付けるように言われていたアヤナミは、シンジに名前を付けてほしいと頼みました。
ある日、アヤナミは突然視界がぼやけて倒れ、自分はNERVでしか生きられない、と活動限界が近いことを悟りました。シンジはケンスケに連れられてクレーディトの野外ラボに行きました。そこでシンジは、クレーディトのスタッフを紹介されましたが、名前を『加持リョウジ』と言い、それはミサトと加持リョウジの息子でした。ただ、加持リョウジは、ミサトの希望でミサトが母親であることは知らされず、また、父親の加持リョウジは、加持リョウジが生まれる前にサードインパクトを止めるために死んでいました。
シンジはケンスケから「ミサトは、シンジをエヴァに乗せたことを後悔しており、AAAヴンダーでシンジにエヴァに乗せないと言ったのは、これ以上シンジを苦しませないためだった」と聞かされました。AAAヴンダーが第三村に立ち寄る前日の朝、アヤナミは自分の手に黒い穴があるのを見て涙を流し、今自分が抱いている感情が『寂しい』という事だとわかりました。ヒカリがアヤナミの部屋に入ると、そこにアヤナミの姿はなく、別れを告げる簡単な手紙が置いてありました。
アヤナミはシンジに会うとS-DATプレイヤーを手渡しました。シンジは「頼まれていた名前は『アヤナミ』以外思いつかない」と言うと、アヤナミは「ありがとう」と言いました。そしてアヤナミは「ここじゃ生きられないけどここが好き、好きな人と一緒にいたかった」と言い、そして「さよなら」と言うと消滅してしまいました。ケンスケとアスカは、AAAヴンダーを出迎えるためターミナルにいましたが、そこにシンジがやってきて、自分もAAAヴンダーに行くと言いました。するとアスカはシンジに麻酔薬を打ち込みました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のネタバレあらすじ:承
シンジが目覚めると、そこはAAAヴンダーの医務室で、鈴原サクラが泣きながらAAAヴンダーを脱走したシンジを責めました。シンジの監視は、サクラからアスカに引き継がれ、DSSチョーカーは付けませんでしたが、アスカは、ミサトがシンジの乗船を許可したことに驚いていました。シンジはニアサードインパクトを起こし、さらにAAAヴンダーから脱走してフォースインパクトを起こしかけたことから、シンジに反感を抱く人間が少なくなかったためです。シンジは、アスカやマリとともに爆薬が仕掛けられた部屋で隔離されることになりました。
そのころリツコは、ミサトの承認を得るために、様々な動物の種が保存されている空間にやってきました。実は、AAAヴンダーの本来の目的は、あらゆる生命の種の保存・保護することで、加持は、人類補完計画で犠牲になる多様な生物を地球圏外に避難させるためにNERVからAAAヴンダーを強奪したのでした。シンジがサードインパクトを引き起こした時に、自ら犠牲になって、サードインパクトを不完全なニアサードインパクトに抑えたのも加持でした。加持亡き今、ミサトはAAAヴンダーを加持が思い描いていた、命を残す箱舟ではなく、命を救う戦闘艦として使うことを決意していました。
ミサトは、AAAヴンダーに戻ってきたシンジに会おうとはしませんでしたが、本心では喜んでいることをリツコに見抜かれていました。リツコから、NERV本部がセカンドインパクトの爆心地に移動してエヴァ13号機の再起動に動き出したという報告と、エヴァ13号機を止める「停止信号プラグ」とユーロNERVで手に入れた部品を元に組み立てたエヴァ新2号機とエヴァ改8号機が完成したとの報告があり、ミサトは、AAAヴンダーの出航を命令しました。
出撃前にアスカとマリは、隔離されているシンジの元を訪れました。シンジはアスカから、以前にアスカがシンジを殴ろうとした理由を聞かれると、「アスカがエヴァ3号機に取り込まれたとき、アスカを助けるか殺すか自分で判断しなかったから」と答え、アスカもそれを肯定しました。アスカは「昔シンジがアスカに弁当を作ってくれた時、シンジのことを好きだったと思う」と言って部屋を出ていきました。
準備が整ったAAAヴンダーは、エヴァ13号機を無力化することを目的とするヤマト作戦を発動しました。AAAヴンダーは、大気圏外から旧南極に向かいますが、AAAヴンダーの同型艦のエアレーズングが攻撃してきました。エアレーズングの攻撃をしのぎつつ、旧南極に突入したAAAヴンダーでしたが、今度は同じく同型艦のエルブズュンデが立ちはだかり挟撃される形になりました。
AAAヴンダーは、エルブズュンデに肉薄してエアレーズングからの攻撃を防ぐ盾のようにすると、NERV本部に向けて誘導弾を発射し、続いて新2号機、改8号機を射出しました。新2号機、改8号機は、13号機に向けて進みますが、大量のエヴァに囲まれ、改8号機がエヴァの相手をする間に、13号機の元には新2号機が到達しました。アスカは停止信号プラグを13号機に打ち込もうとしますが、新2号機が13号機におびえてATフィールドを発生させてしまい、停止信号プラグを打ち込むことができませんでした。
そのころ、AAAヴンダーと交戦していたエアレーズングとエルブズュンデは、戦線を離脱しセカンドインパクト発生時に現れた光の羽根を展開しました。リツコは「エアレーズングとエルブズュンデが光の羽根を展開したことはゼーレのシナリオにはない」と言い、ミサトは、ゲンドウがアナザーインパクトを起こそうとしていると理解しました。ミサトは、エルブズュンデを攻撃しようとしますが、その時突如現れた同型艦のゲベートがAAAヴンダーに衝突してAAAヴンダーを行動不能にしました。
13号機に停止信号プラグを打ち込めなくなったアスカは最後の手段として裏コード・999を発動して、左目に封印されていた使徒を解き放ち、自ら第9使徒となりました。そして、アスカは新2号機のATフィールドを使徒のATフィールドで中和しようとしますが、その時、13号機が突如再起動しました。ゲンドウの狙いはアスカが使徒となることで、アスカの目の前にオリジナルの式波タイプが現れ、アスカを13号機の中へ連れて行くと、新2号機は崩壊しました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のネタバレあらすじ:転
AAAヴンダーは、新造したエヴァMark.09により物理的に侵食され、制御システムを乗っ取られてしまい、そこにゲンドウがエヴァ初号機を奪うために現れました。リツコは、ゲンドウの頭を銃で打ち抜きますが、ゲンドウは、ネブカドネザルの鍵を取り込んで人ではない何かになっており、脳を吹き飛ばされても生きていました。ゲンドウは、セカンドインパクトは海の浄化、サードインパクトは大地の浄化、全ての魂をコアに変えてエヴァインフィニティと同化させるフォースインパクトは魂の浄化だと言いました。
ゲンドウは、エヴァ初号機を奪うと、第13号機に乗ってマイナス宇宙に向かいました。そこへ隔離されていたシンジが現れ「自分が初号機に乗る」と言いました。ミサトは「ゲンドウと戦うことになる」と言いますが、シンジは「自分がやったことの落とし前をつけたい」とその意思は揺らぎませんでした。するとミサトは、シンジにDSSチョーカーを付けますが、そこにシンジを敵視するミドリが現れ、シンジに銃を向けました。
さらに、シンジを助けたいサクラも現れ、シンジにケガを負わせるためにシンジを撃ちますが、ミサトがかばって負傷しました。ミサトは「シンジの行動の全責任を自分が負う」と宣言し、ミドリとサクラはシンジを止めることを諦めました。シンジはマリの改8号機に乗り、マイナス宇宙にいるゲンドウの後を追いかけました。マリは、13号機の中に魂が残っているアスカのことをシンジに託しました。
シンジは初号機に残ったままになっていたレイに呼びかけ、レイに代わって初号機に乗り込むと初号機は覚醒しました。ミドリは、初号機とのシンクロ率が0であるシンジが初号機を再起動させたことに驚きますが、実はシンクロ率は0ではなく、最も0に近い値である『∞』でした。ゲンドウが乗る13号機は絶望の槍でありロンギヌスの槍を持ち、シンジが乗る初号機は希望の槍であるカシウスの槍を持ち、2体のエヴァは戦い始めました。
そして、2体のエヴァは、運命を変えることができる唯一の場所であるゴルゴダオブジェクトにたどり着きました。シンジは気が付くと14年前初めてエヴァ初号機と対峙したゲージにいました。ゲンドウは「ここはシンジの記憶の世界だ」と言いました。ゲンドウは「大人しく初号機を渡せば母と会える」と言いますが、シンジは戦う姿勢を崩しませんでした。
そして初号機と13号機は、シンジの記憶にある様々な場所で戦いますが、力でかなわない初号機は13号機に苦戦します。ゲンドウは「力で決着することではない」と言うと、シンジはゲンドウとの対話を望みました。シンジはゲンドウに目的を尋ねると、ゲンドウは「アディショナルインパクトだ」と答えました。
そのころ、アディショナルインパクトの発生を予想したミサトは、AAAヴンダーを素材としてシナリオにはない新たな槍を作りシンジに届けることにしました。ゲンドウは、架空のエヴァであるエヴァンゲリオンイマジナリーとロンギヌスの槍、カシウスの槍を使用し、アディショナル・インパクトを起こしました。
エアレーズングにいる冬月の元にマリが現れました。冬月は「自分の役目は終わりだ、マリのほしいものは集めてある」と言いました。マリが別れの挨拶をしてその場を去ると、冬月は消滅しました。マリは、改8号機で冬月が用意したエヴァを取り込みました。AAAヴンダーでは、新たな槍を作る準備を完了させ、乗組員は退艦してミサトだけがAAAヴンダーに残りました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の結末
ゲンドウが望む世界とは、ATフィールドが存在しない全てが等しく単一な人類の心の世界で、ユイと再び会える安らぎの世界でした。シンジは嫌われていることがわかるのが怖くてゲンドウを避けていましたが、今は、ゲンドウの事が知りたいとゲンドウに近づきました。
その時、人を捨てたはずのゲンドウからATフィールドが発生し、ゲンドウは、自分がシンジを怖がってATフィールドを発動させたことを悟りました。シンジはゲンドウにアヤナミから渡されたSDATプレイヤーを渡しました。ゲンドウは、かつて他人との関わりを避けるため、このSDATプレイヤーを聞いていましたが、ユイと出会ったことでこのSDATプレイヤーが必要なくなりました。
ゲンドウは、幼いころから他人といるのが苦痛で常に1人でいることを望んでいましたが、ユイと出会ったことで生きていることが楽しいと感じるようになりました。しかし、ユイを失ったとき、ゲンドウは1人で生きる自信を失い、孤独の苦しさを実感しました。そして、ユイと再び会うためにアディショナルインパクトを起こしたのでした。
その時、ミサトがAAAヴンダーをエヴァンゲリオン・イマジナリーに突入させ、新たな槍「ガイウスの槍」を生成してシンジに届けることに成功ますが、AAAヴンダーは爆散し、ミサトは死亡しました。
ゲンドウは、ガイウスの槍を見てアディショナル・インパクトの失敗を悟りました。ゲンドウは、これまで避けていたことをシンジに謝りましたが、その時、シンジの中に探し求めていたユイの姿を見出し、舞台から去りました。
そして、舞台にはゲンドウから役目を引き継いだカヲルが現れました。カヲルに望みを聞かれたシンジは「自分の事はいいからアスカやみんなを助けたい」と言い、まずアスカに呼び掛けました。アスカは、自分を見る父も母も誰もいないことに寂しさを感じており、エヴァに乗ることで誰も必要としない強い体と心の持ち主になることを望みました。
しかし、アスカのありのままを受け止めるケンスケと出会ったことで、このような願望から解放されました。シンジは、自分もアスカが好きだったことを告白すると、マリと共に別れを告げ、アスカも舞台から去りました。
次は、カヲルの番でした。カヲルは、シンジとこれまで違う時間軸で何度も会っていましたが、シンジと語り合うことでシンジの成長を感じ、自分はもはや必要ではないことがわかりました。そこに加持が現れ、カヲルを連れて舞台を去りました。
最後に残ったレイは、ここに残ることを望みますが、シンジに「ここじゃない生き方がある」と言われました。シンジは『エヴァに乗らない世界を作る』といい、レイは「世界の新たな創生、ネオンジェネシス」と言うと、舞台から去っていきました。
シンジはガイウスの槍を初号機に刺そうとしますが、その前にユイが現れました。ユイは、この時のためにシンジの中にいたのでした。そしてシンジは、ゲンドウは、事故で突然いなくなったユイの事を見送りたくてアディショナル・インパクトを起こしたことを悟りました。
ユイは、シンジを元に世界に帰すと、ユイとゲンドウが乗った初号機と13号機は自らを刺して消滅しました。さらに零号機をはじめとする様々なエヴァも槍に刺されて消滅しました。
浜辺にシンジが座っていると、改8号機に乗ったマリが現れますが、マリが海面に飛び降りると改8号機も消滅し、これで全てのエヴァンゲリオンが消え去りました。
宇部新川駅のホームのベンチに、大人になったシンジが座っていると、後ろから目隠しをされました。目隠しをしたのはマリで、マリはシンジの首にあるDSSチョーカーを外しました。シンジはマリの手を取って駅の外に走り出すのでした。
以上、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のあらすじと結末でした。
エヴァンゲリオン新劇場版4部作のあらすじ一覧
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」のネタバレあらすじ結末
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のネタバレあらすじ結末
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のネタバレあらすじ結末
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のネタバレあらすじ結末
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」感想・レビュー
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シンカリオンコラボでのシンジの成長度の高さが、シンでようやく補完された感じですね。
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これはきっと何度も見た方がいい作品。
一回目見ただけではついていくのがやっとというか、置いて行かれちゃうというか。
登場人物のセリフ一字一句全部重要なことを言っているんだけど、初見では聞き取れないし読み取れない、息をのむ展開で考えている暇がない!
一度見て、じっくり反芻してからもう一度、そこからまたいろいろ考察して更にもう一度、そういう作品でした。
本当に終わりなのかなあ、寂しいなあ。 -
「さようなら」は、また会う為のおまじない。もしそれが本当なら、「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」というシンジの言葉は、庵野監督のエヴァンゲリオンはこれで終わりかもしれないけれど、また別の時間軸のストーリーや、IFルートの物語が新たに展開していくのかもしれないと思った。ファンとして、これでエヴァは全ておしまいだと思いたくなくて、そのように考えてしまいました。
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さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの
遠い約束さようなら
全てのヱヴァンゲリオン -
とりあえず、槍でやり直せたか。良かった️
いろいろツッコミどころはあるが、終わり良ければ、全て良し。そういうことにしておこうw -
ゲンドウが自分の目的のために世界を振り回してめちゃくちゃにしたこと、
アンノが自分語りのために周りもファンも巻き込んで振り回したこの四半世紀。
そういうことなんかね、エヴァは。 -
いよいよ、エヴァの完結という事で公開して間もなくすぐ観に行きましたが、一度観ただけでは理解できない部分が多かったので2回鑑賞しました。
それでも、全ては理解できなかったです。
アニメ版、序、破はまだ分かりやすいストーリー展開ですが、Qとシンに関しては哲学的要素が多くて難解に感じます。
シンの序盤でシンジが失語症になって、激しい鬱状態で寝込んでいたシーンはリアリティがありました。
庵野監督が長年、鬱病と闘っていただけに描写が細やかでした。
上映時間も長くて見応えありましたが、ラストシーンは大人になったシンジとマリの組み合わせでエンディング。
アスカがいなくなったのは寂しかったです。
「さよなら最後のエヴァンゲリオン」と言える大作でしたが、もう一度アニメ版から見直して興奮を再認識したいと思います。 -
「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン。」と銘打たれたシリーズ完結版です。結論から言ってしまうと見終わった後の安心感が強く残りました。幾度かの上映延期もあり、我々の日常生活にも変化が起こったためか、改めて“日常”の大切さを映画から感じることができたことも大きかったと思います。見どころは月並みですがラストシーンです。我々の日常と映画の世界が繋がったような気持ちに浸れます。
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一回見ただけで全て理解するのは中々難しいですね…
最後シンジくんの大人シーンが…
シンジのクラスメートが生きてたのが
本当に衝撃でしたね