猫忍の紹介:2017年日本映画。陽炎太は幼い頃、父の剣山が猫に変化して以来、猫の事を父上と呼び、一緒に旅をしていました。一方剣山に変化の術の巻物を盗まれた桂木は、手下を使って陽炎太を捕え、剣山の居場所を聞きだし、巻物を取り返そうとしていました・・・という忍者ドラマです。時代物でありながら、今風の感覚を取り入れた作品です。
監督:渡辺武 出演者:大野拓朗(久世陽炎太)、佐藤江梨子(紅葉)、藤本泉(燕)、渋川清彦(青目)、鈴木福(久世陽炎太(幼少期))、麿赤兒(桂木)、船越英一郎(久世剣山)ほか
映画「猫忍」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「猫忍」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
猫忍の予告編 動画
映画「猫忍」解説
この解説記事には映画「猫忍」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
猫忍のネタバレあらすじ:起
幼い燕と陽炎太が走っています。先には陽炎太の父、剣山がいました。剣山はお前が一人前になったら帰って来ると言って煙幕を上げ消えました。消えた後には1匹の猫がいました。15年後、陽炎太は青目らの一味と決闘していました。しかし陽炎太は強く青目らの敵ではありませんでした。足を負傷した陽炎太は風呂敷から猫を取り出し、父上と呼びました。変化の術を使える剣山が猫に化けたと信じていました。桂木の指示で動く連中の仲間の紅葉が、陽炎太の父、剣山の居場所と突き止めるため、陽炎太の泊まる旅館で働き始めました。猫を父上と呼ぶ陽炎太に接近するために、猫を拾ってきました。ノミにやられた紅葉は猫屋に相談に行ったついでに、拾った猫に真心という名をつけました。
猫忍のネタバレあらすじ:承
桂木は成長した燕を呼び、変化の術の巻物の話をしました。巻物は陽炎太の父の剣山に盗まれていました。その為、陽炎太を人質にとり、剣山をおびき出そうと言う計画でした。そこで紅葉に陽炎太を捕えよと指示していたのでした。紅葉は猫を使って陽炎太に近づきました。又猫同士の父上と真心も仲良くなりました。紅葉の手引きで青目達が旅館に乗り込みました。紅葉は目だけ出して顔を覆って、猫の父上をさらいました。父上を人質にして、青目達は陽炎太を捕えました。陽炎太は牢屋に入れられました。しかし桂木は、剣山は猫に変身しているらしいと言う燕の言葉に、青目に猫をさらってくるよう指示しました。そのころ紅葉は父上と真心を捨てに行きますが、やっぱり自分の元へ帰って来ました。そこで紅葉は父上を陽炎太に返そうと、父上を抱いて出発しました。
猫忍のネタバレあらすじ:転
陽炎太を殺したくない燕は、隙を見て陽炎太を逃がしました。一方紅葉は青目達に捕らわれ、父上も奪われました。桂木が助っ人に迅雷を呼びました。しかし迅雷は、剣山の昔からの親友でした。見張りを追い払い、紅葉と父上のいる牢屋に入りました。迅雷は剣山から、陽炎太をいつも見守ってくれと言われ、ずっと監視していた事を話ました陽炎太と燕は、父上を探しに戻っていました。青目達が紅葉と父上を捕えた茶屋に通りかかりると、茶屋は暴れたことにより、周囲が散乱していました。そこに家老を乗せた駕籠が家来と共にやって来ました。駕籠から降りた人を燕が見て驚きました。剣山でした。剣山は陽炎太に話しかけますが、陽炎太は父はあの猫だとまだ思っていました。そこで剣山がいなくなってから何をしていたのかを話しました。納得した剣山と陽炎太、燕は、桂木のいる霧生の里へ向かいました。
猫忍の結末
桂木と迅雷の前に現れた剣山を見て目を疑い、二人は猫を見つめました。やがて桂木が剣山に盗んだ変化の術の巻物をよこせと言いました。剣山は巻物を放り投げました。桂木はすかさず取り、巻物の中を見ました。何も書かれていない巻物でしたが、最後に『人は変われる』と書いていました。剣山は、変化の術とは、人は考え一つで変われるものだと言いました。迅雷も再会を喜びつつ、剣山に別れを告げました。陽炎太は猫の父上と共に歩き始めました。そして燕も紅葉も、青目もそれそれ自分の道を歩きはじめました。
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