宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇の紹介:2018年日本映画。TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第11話から第14話を再構成したOVA。テレザート星に向けて航行中のヤマトは突然攻撃を受けワープで回避しますが、その攻撃は、ズォーダーから命を受けたデスラーが行ったものでした。かろうじて回避したヤマトの前に、今度はガトランティスの本拠地である白色彗星が立ちはだかります。ヤマトは、彗星内部に引きずり込まれますが、ガトランティス内部の混乱に乗じて離脱に成功します。様々な困難を排してようやくテレザート星に到着したヤマト。古代は、メッセージを送ったテレサと対面しますが、テレサは、古代に白色彗星の正体とヤマトの未来について語ります。
監督:羽原信義 声優:古代進(小野大輔)、森雪(桑島法子)、島大介(鈴村健一)、真田志郎(大塚芳忠)、徳川彦左衛門(麦人)、加藤三郎(細谷佳正)、土方竜(石塚運昇)、斉藤始(東地宏樹)、クラウス・キーマン(神谷浩史)、桂木透子(甲斐田裕子)、ズォーダー(手塚秀彰)、テレサ(神田沙也加)、アベルト・デスラー(山寺宏一)
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇のネタバレあらすじ:起
第11惑星での戦いで行動不能のまま放置されたガトランティス艦隊は、行動可能になった艦を中心にヤマトの追撃に入りました。しかし、彼らを突き動かしているのは、ヤマトに見逃されたという屈辱であり、まるで人間のように執念をあらわにする様に、ガトランティスの大帝ズォーダーは、デスラーに討伐を命じ、デスラーは、デスラー砲を使い一挙に葬り去りました。
テレザート星に向けて航行するヤマトに、突如大量のミサイルがワープで現れ、ヤマトに襲い掛かってきました。ヤマトは、ワープで回避しますが、波動エンジンが使用できない異空間に迷い込んでしまいます。しかも、そこでも容赦なくミサイルが襲い掛かってきて、ヤマトは、目の前に現れた人工天体の中に入りミサイルから逃れます。
デスラーは、人工天体に向けてデスラー砲を発射しますが、ヤマトは、デスラー砲の衝撃波を逆に利用して、異空間からの脱出に成功しました。ヤマトを逃したデスラーでしたが残念がる様子を見せませんでした。そして、そのデスラーの前に、ワープアウトしてくる大艦隊が現れます。
彼らは、旧ガミラス帝国の艦隊で、デスラーの真の目的は、ヤマト討伐を利用してかつての配下と合流することでした。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇のネタバレあらすじ:承
ヤマト艦内では、先の戦闘でミサイルがあまりに正確にヤマトに向かってきたことから、艦内にヤマトの位置情報などを送るガトランティスのスパイがいるのではないか、という噂が流れていました。山本玲は、第11番惑星から乗艦した桂木透子がスパイであることを見抜き問い詰めますが、透子は追及を振り切って艦内を逃走しました。
ちょうどその時、ヤマトの前に突如としてガトランティスの本拠地である白色彗星が現れました。ヤマトは、反転して離脱を図りますが、彗星内部から発せられる超重力のため彗星内部に引きずり込まれてしまいます。そこで古代達は、彗星の中心部にある惑星を目にし、ここがガトランティスの本拠地であることを悟ります。
そのころ、ガトランティスの内部では、ズォーダーが、ヤマトにいる透子と共鳴しその影響で封印されたオリジナルの記憶を蘇らせたシファル・サーベラーを殺してしまいます。白色彗星を司るサーベラーがいなくなったことから、一時的にヤマトを引き寄せる超重力がなくなり、ヤマトはその隙をついて彗星からの脱出に成功しました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇のネタバレあらすじ:転
白色彗星との混乱の中でキーマンにより捕らえられた透子は、古代の尋問を受けますが、自分の本当の名前はシファル・サーベラーであると明かしますが、同時に古代を偽善者と切り捨てました。ヤマトは、ようやくテレザート星の近くまで来ますが、テレザート星は、ガトランティスにより大量の岩盤で封じ込まれようとしていました。
ヤマトは、最後の岩盤が置かれる直前に奇襲を仕掛ける事にしました。ヤマトは、岩盤とテレザート星の間にワープすると、岩盤内側の部隊に攻撃し全滅させ、反転して岩盤に向けて波動砲を撃とうとします。しかし、ガトランティス艦隊は、ヤマトの動きを読んでおり、巨大ミサイルで岩盤に大きな穴を開けると、そこからヤマトに攻撃してきました。
ガトランティスは、ヤマトが自分達に向かって波動砲で攻撃しないと理解しており、密集してヤマトに接近していきます。この事態を打開するには、ガトランティス艦隊に向けて波動砲を発射するしかありませんが、古代は、波動砲を使わないというヤマト前艦長である沖田とイスカンダルの女王スターシャとの約束のため、波動砲を撃つことをためらいます。
その時、島をはじめとするヤマトクルー全員が、古代と共に波動砲を撃つと共に約束を破る十字架を背負う事を表明したことから、その強い想いを感じた古代は、波動砲の引き金を引き、ガトランティス艦隊は全滅して、ヤマトは窮地を脱することができました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇の結末
ガトランティス艦隊を全滅させたヤマトは、テレザート星を覆う残りの岩盤の排除に乗り出します。岩盤を排除するには、岩盤内部から破壊するしかなく、ヤマトは、岩盤を破壊する波動掘削弾を設置するため支援する地上部隊を岩盤に上陸させますが、そこでガトランティスの地上部隊と交戦となります。
圧倒的な数のガトランティスの地上部隊に加え、ガミラスの技術である反射衛星砲、さらには戦艦による砲撃により、ヤマトの地上部隊は苦戦しますが、なんとか波動掘削弾の爆発まで持ちこたえ、岩盤を破壊することに成功しました。岩盤がなくなり本来の姿を見せるテレザート星に乗り込んだ古代達は、そこでヤマトにメッセージを送ったテレサと対面しました。
テレサは、古代達とは違う次元に生きる高次元生命体のため、古代達がテレサと意思疎通するためには高次元への入り口であるテレザート星に来てもらうしかなく、そのため、テレサは、地球にメッセージを送ったのでした。テレサは、白色彗星は、古代アケーリアスが残した悪しき進化を遂げた人類を刈り取るための安全装置で、ガトランティスは、白色惑星を使って宇宙にいる全人類の殲滅を企んでいる、と言いました。
また、テレサは、未来が見ることができ、ヤマトはガトランティスと対決すると言いましたが、その勝敗には言及しませんでした。古代は、テレサに白色彗星を攻略するためのヒントを求めたところ、テレサは、ヤマトを中心とする縁が白色彗星を止めると言いました。また、テレサは、その縁の1つとしてそこに来る人物を挙げましたが、やって来たのはデスラーでした。
以上、映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇」のあらすじと結末でした。
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