映画「鬼滅の刃 遊郭潜入編」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
鬼滅の刃 遊郭潜入編の紹介：2023年日本。TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」を前後編に再編集したうちの前編。無限列車での戦いで炎柱・煉獄杏寿郎が亡くなり、さらに煉獄を倒した上弦の参 猗窩座を取り逃がしたことで竈門炭治郎は落ち込みます。しかし、煉獄の弟である千寿郎と話すことで前向きな気持ちを取り戻しました。そんな時、炭治郎は音柱・宇髄天元と出会い、我妻善逸、嘴平伊之助と共に宇髄に連れられて遊郭吉原に赴きます。任務は遊郭に潜む鬼を探すことと、行方不明となった宇髄の3人の嫁を探すことでした。炭治郎達は女装してそれぞれ置屋に潜入しますが、気配はするもののなかなか鬼にたどり着きません。苦労の末炭治郎はようやく鬼を見つけることが出来ましたが、その鬼は最強の鬼である上弦の鬼の一人、堕姫でした。
監督：外崎春雄 声優：竈門炭治郎（花江夏樹）、竈門禰豆子（鬼頭明里）、我妻善逸（下野紘）、嘴平伊之助（松岡禎丞）、宇髄天元（小西克幸）、堕姫（上弦の陸）（沢城みゆき）
この解説記事には映画「鬼滅の刃 遊郭潜入編」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
無限列車での戦いの後、上弦の参 猗窩座は、月彦という子供の元を訪れますが、実は月彦はすべての鬼を束ねる鬼の王、鬼舞辻無惨が変装した姿でした。猗窩座は、無惨が探している青い彼岸花は見つからないことと炎柱である煉獄杏寿郎を倒したことを報告しますが、無惨はたかが柱1人を倒したことくらいで報告するな、と激怒します。
さらに、無惨は、そこにいた竈門炭治郎達を倒さず逃げてきたことにも苦言を呈すると、猗窩座に下がるように言いました。無惨の元を去った猗窩座は、無惨から失望されたことで、自分を追い詰めた炭治郎に怒り、次に会ったときに必ず倒すことを誓いました。
そのころ、炭治郎達は、無限列車での戦いで負った傷をいやすべく蝶屋敷に滞在していました。炭治郎はまだ傷も治っていませんでしたが、煉獄の最後の言葉を伝えるべく、煉獄の生家に向かいました。しかし、煉獄の父である槇寿郎は、死んだ煉獄のことを侮辱し、炭治郎はそれを否定しますが、炭治郎の耳飾りを見た槇寿郎は、炭治郎を火の呼吸の使い手だと言い、炭治郎に掴みかかりました。
槇寿郎曰く、火は始まりの呼吸で、すべての呼吸は火の呼吸の後追いに過ぎないとして、炭治郎に調子に乗るなと一喝しました。しかし、炭治郎は、自分がその火の呼吸の使い手なら煉獄を助けられなかったのはなぜだ、と激高して、槇寿郎を頭突きで倒してしまいました。
その後、家に招き入れられた炭治郎は、槇寿郎を倒したことに落ち込みますが、煉獄の弟である千寿郎は父は大丈夫だと言いました。炭治郎は自分の力が及ばないばかりに煉獄を死なせたことを謝りますが、千寿郎は気にするなと言ってくれました。炭治郎は煉獄から聞いた火の呼吸に関して書かれた書物を千寿郎から見せてもらいますが、その書物は何者かにより破かれていました。
炭治郎は残念に思いますが、まずは鍛錬して火の呼吸の技であるヒノカミ神楽を使いこなし、煉獄のような柱になると言いました。千寿郎は別れ際に、お守りとして煉獄の日輪刀の鍔を炭治郎に渡しました。
その夜、千寿郎から煉獄の最後の言葉を聞いた槇寿郎は、一人涙しました。傷が癒えた炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の3人は、さらに強くなるべく鍛錬や鬼狩りに励みました。
そんなある日、任務が終わり帰ってきた炭治郎は、柱の一人である音柱・宇髄天元が、アオイとなほを連れて行こうとするところに出くわしました。炭治郎は事情がわかりませんでしたが、葵となほが嫌がっているほか、きよ、すみ、そして同期の鬼殺隊隊員であるカナヲが止めようとしているのを見て、宇髄を攻撃しますが、あっさりかわされてしまいます。
宇髄は任務のために女の隊員が必要となり、アオイ達を連れて行こうとしていたのでした。しかし、なほは隊員ではなく、隊員であるアオイも過去のトラウマで戦うことが出来ません。そこで、炭治郎は、自分とちょうど帰ってきた善逸と伊之助の3人で、アオイの代わりに行くと言いました。宇髄は炭治郎の申し出をあっさり受け入れると、3人を引き連れて日本一の遊郭である吉原に向かいました。
吉原に来た炭治郎達は、その派手な街並みに圧倒されます。吉原にある拠点に入った宇髄は、まず宇髄の3人の嫁を探すように言いました。宇髄の嫁達は、吉原の遊郭に潜入して鬼の居場所を探っていましたが、定期連絡が途絶えたため、宇髄自ら吉原にやってきたのでした。ただ、男である炭治郎達が遊女の町である吉原をうろつくと目立つため、宇髄は炭治郎達に女装させました。
女装した炭治郎達はかなりのブサイクでしたが、宇髄は女衒として3人の嫁がいた3か所の置屋に、炭治郎達を紹介しそれぞれ雇ってもらうことに成功しました。3人はそれぞれの置屋に馴染むことに成功し、日々の仕事をこなしながら鬼や宇髄の嫁達の探索を続けました。
炭治郎は花魁である鯉夏から、宇髄の嫁の一人の須磨が足抜けすると書かれた日記を残して姿を消した、と聞きましたが、これは須磨を拉致した鬼による仕業と思いました。
そのころ伊之助は、宇髄の嫁の一人であるまきをが、具合が悪く部屋に引きこもっていると聞き、まきをの部屋に向かいます。実は、まきをは部屋の中で鬼に帯で縛られていました。伊之助は妙な気配を感じてまきをの部屋に踏み込みますが、その前に伊之助の気配を感じていた鬼は部屋から姿を消していました。
伊之助は鬼が逃げたことを察知し、鬼の気配を追って置屋の中を駆け回りますが、結局逃げられてしまいました。一方、善逸は女の子の泣く声を聞き、とある部屋に入りますが、そこは花魁の蕨姫の部屋で、善逸はやってきた蕨姫に何をしているのかと問い詰められます。しかし、善逸は蕨姫が人間ではなく鬼、それも上弦の鬼であることを察知し、恐怖で動けなくなりました。
蕨姫は部屋が片付いていないことに激怒して泣いている小間使いの耳を釣り上げますが、善逸は蕨姫の手を掴み、やめるように言いました。蕨姫は小間使いの耳から手を放すと、善逸を殴りつけました。善逸は隣の部屋まで吹き飛んで気絶しましたが、蕨姫は善逸がダメージを減らすために無意識に受け身を取ったことに見抜き、善逸が鬼殺隊の隊員であることを確信しました。
蕨姫の正体は、善逸が見抜いたとおり、上弦の鬼の一人である上弦の睦・堕姫で、無残のお気に入りの鬼でもありました。小間使い達に介抱され気が付いた善逸でしたが、その後、行方不明となってしまいました。炭治郎と伊之助は情報交換のために集まりますが、そこにやってきた宇髄から善逸が行方不明となったと聞かされました。
宇髄は判断を誤ったと炭治郎達に詫びると、ここから立ち去るようにいって姿を消しました。しかし、炭治郎達は鬼の探索を続けることにしました。炭治郎は、置屋に怪しい人物が出入りした形跡がないことから、鬼は人間の振りをして、置屋で働いている可能性が高いといいました。
また、置屋の中で人を殺しても後始末が大変であることから、炭治郎は行方不明となった善逸も宇髄の嫁達もまだ生きていると言いました。炭治郎は、明日で置屋を辞めるという鯉夏の前に本来の姿である鬼殺隊の隊服を着て現れると、お礼を言って立ち去りますが、その後やってきた堕姫は、鯉夏に襲い掛かりました。
置屋を出た炭治郎でしたが、鬼の気配を察知して鯉夏の部屋に戻ってくると、そこには鯉夏を帯でしばりつけていた堕姫がいました。
あっけにとられる炭治郎に堕姫が攻撃を仕掛け、炭治郎は弾き飛ばされてしまいます。上弦の鬼の圧倒的な力に呆然とする炭治郎でしたが、すぐに立ち直ると堕姫に立ち向かいます。炭治郎は水の呼吸で立ち向かいますが、堕姫の攻撃を防ぐので精一杯でした。なんとか、鯉夏を助けたものの、宇髄や伊之助がいないなか堕姫と戦えるかと迷いを覚えます。しかし、炭治郎は1人で戦う決意をすると、堕姫に立ち向かいました。
町中を探索していた宇髄は、嫁の一人である雛鶴が、長屋の中で帯で縛られた姿でいるのを見つけました。雛鶴は、堕姫から渡された帯で監視されていて、そして捕まってしまったのでした。雛鶴を助けた宇髄は、さらに探索を続けたところ、地面の下から戦いが起こっている気配を感じました。
炭治郎は、自分は水の呼吸をうまく使える体ではないことを痛感しますが、火の呼吸の技であるヒノカミ神楽は体に負担をかけるため、あまり使用することはできません。しかし、このままでは堕姫に勝てないと判断した炭治郎は、ヒノカミ神楽を繰り出しますが、堕姫にかわされてしまいました。それでも炭治郎はくじけず堕姫に立ち向かいます。
そして、ヒノカミ神楽の場合体温が上がった方が速く動けると経験的に知っていた炭治郎は、戦い続けたことで体温が上がった状態で堕姫に攻撃を仕掛けました。
その少し前、伊之助は消えた鬼を探すため、置屋の天井や床を壊しながら探していました。そして、地面に開いた穴をたどって、ついに地面の中にある鬼の住処を見つけました。穴の中には無数の帯がぶらさがっていて、中には人間が閉じ込められており、行方不明となっていた善逸もいました。
そこに帯を管理していた帯の鬼が現れ、伊之助に襲い掛かりました。伊之助は、帯に閉じ込められた人間を助けながら、帯を切り刻みますが、帯の鬼は解放された人間を再び取り込もうとします。そこに、宇髄の嫁である須磨、まきをが助っ人としてやってきて、人間を取り込もうとする帯を封じ込めると、捕まっていた善逸が寝ながら帯を切り刻みました。
その時、帯の鬼は上から何かがやってきた気配を感じ、目を凝らすと、そこには宇髄がいました。宇髄が感じた戦いの気配は、伊之助と帯の鬼が戦っていた気配でした。宇髄は戦っていた須磨、まきをを褒めると、帯の鬼と対峙しました。
以上、「鬼滅の刃 遊郭潜入編」のあらすじと結末でした。
1. 鬼滅の刃 兄妹の絆
2. 鬼滅の刃 浅草編
3. 鬼滅の刃 鼓屋敷編
4. 鬼滅の刃 那田蜘蛛山編
5. 鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編
6. 鬼滅の刃 無限列車編
7. 鬼滅の刃 遊郭潜入編
8. 鬼滅の刃 遊郭決戦編
9. 鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
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