REDLINEの紹介:2010年日本映画。木村拓哉、蒼井優などの豪華声優陣によるオリジナル劇場アニメーション。ずっとずっと未来、エアカーが主流になった時代に、時代遅れの地面を走る車で銀河最速を決めるミサイル、機関銃何でもありのカーレース「REDLINE」。レーサーのJPは、予選のイエローライン最終戦で予定通り(?)リタイアしたものの、ひょんなことからREDLINE出場を決めます。しかし、REDLINE開催地であるロボワールドの大統領は、REDLINE開催を禁止し、REDLINEの参加者が入国した場合場抹殺することを宣言しました。こうして、JP達REDLINEに参加するレーサーは、他のレーサーやロボワールド軍の攻撃を掻い潜りながら、REDLINEのゴールを目指すこととなります。
監督:小池健 声優:JP(木村拓哉)、ソノシー(蒼井優)、フリスビー(浅野忠信)、リンチマン(我修院達也)、ジョニーボーヤ(岡田義徳)トラヴァ(津田寛治)、シンカイ(森下能幸)、ボスボス(AKEMI)、もぐらオヤジ(青野武)、大統領(廣田行生)、ボルトン(石塚運昇)、デイズナ弟(三宅健太)、マシンヘッド(石井康嗣)、イヌキ組長(チョー)、タイタン(堀内賢雄)、ほか
映画「REDLINE」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「REDLINE」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「REDLINE」解説
この解説記事には映画「REDLINE」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
REDLINEのネタバレあらすじ:起
ずっとずっと未来、宙に浮くエアカーが主流になった時代に、時代遅れの地面を走る車でレースが開催されていました。その日は、銀河最速を決める「REDLINE」の最後の参加者を決めるイエローライン最終戦が開催されており、レーサーのJPも愛車のトランザムで参加していました。
JPは、トップからかなり離されていましたが、これも作戦でここからニトロを使って爆発的な加速をきめて一気に先頭集団に追いつきます。他の車からミサイルがJPのトランザムに発射されますが、JPはそれをかわしてさらに順位を上げます。
REDLINEは、なんでもありのカーレースでほとんどの車は、ミサイルや機関銃など武装していましたが、JPの車には武装はありませんでした。
そして、レースは進み、JPはトップのソノシーに肉薄し、ほとんど差がないままゴールに近づきますが、その時JPのトランザムのタイヤが突如バーストしてトランザムはガードレールにぶつかって空中に舞い上がり、その間にソノシーがトップでゴールしました。
これは、JPが後方から追い上げてゴール直前に失速するというシナリオの八百長であり、トランザムのタイヤがバーストしたのは、メカニックのフリスビーがタイヤに仕組んだ爆薬を爆発させたためでした。
こうして、REDLINEの最後の参加者はソノシーに決まり、JPは事故で怪我をしたため病院に入院していましたが、そこに大勢のマスコミが突然やってきました。
実は、REDLINEの開催地であるロボワールドの大統領が自国内でのREDLINEの開催を禁止し、入国したREDLINEの参加者を抹殺すること宣言したため、REDLINE参加者の中から参加を辞退するレーサーが現れ、その代替えとしてファン投票でJPの参加が決まったのでした。
JPは、フリスビーに八百長の報酬をトランザムの修理の代金に回すように頼み、REDLINEに参加することにしました。
REDLINEのネタバレあらすじ:承
JPは、ロボワールドが手出しできない非武装中立地帯である惑星エウロパスに行くと、もぐらオヤジとフリスビーにトランザムの修理を頼んでバイクに乗って繁華街に行きました。
すると、訪れた高級レストランでイエローライン最終戦で競い合ったソノシーなどREDLINEに参加するレーサーと出会いましたが、そこにロボワールド軍がやってきて、非武装地帯にもかかわらず武器を手にした兵士がJP達を包囲しました。
ロボワールド軍の指揮官であるボルトン大佐は、大統領からREDLINE当日に出撃命令が出たと言い、REDLINEに参加した場合、自分達が攻撃すると脅した後、JP達を拘束せずその場を立ち去りました。
JPは、ソノシーをバイクで宿まで送っていきましたが、宿に入るソノシーの後ろ姿から、かつて草レースで悪戦苦闘する駆け出しレーサー時代のソノシーの姿を思い出していました。
もぐらオヤジとフリスビーによりトランザムの修理はもうすぐ完了と言うところまで来ますが、そこでフリスビーは、JPにREDLINEでの八百長を持ちかけました。JPは、乗り気ではありませんでしたが、八百長をやらない場合はフリスビーとJPの命はなく、やらないという選択肢はありませんでした。
一方、REDLINE開催阻止を目論むロボワールドは、参加者を一気に消滅させるべく新兵器である三点分解砲を用意していました。そして、新たなエンジンを搭載したトランザムの修理がREDLINE直前に完了し、JPは、テスト走行もできずぶっつけ本番でREDLINEに参加することになりましたが、そんなJPにフリスビーは、八百長を念押ししました。
REDLINEのネタバレあらすじ:転
いよいよREDLINE開催日となりますが、ロボワールドは、レーサー達を運ぶ輸送船が出てくるREDLINEのスタート地点に出来た超次元ドライブの出口に、三点分解砲の照準を合わせていました。
そして、輸送船が現れた時、三点分解砲の発射ボタンが押されましたが、三点分解砲は何者かに壊されており、輸送船を攻撃することはできず、その間にレーサー達は、輸送船から離脱しスタートしました。
しかし、三点分解砲は発射できなかったものの、待機していたロボワールド軍が、レーサー達に攻撃を加え、レーサーたちは、ロボワールド軍の攻撃を避けながら前に進みました。さらに、レーサー達も自前の武器で他のレーサー達へ攻撃を始め、レーサー達は、ロボワールド軍と他のレーサーの攻撃を避けながらゴールを目指さなければなりませんでした。
そんな中JPは、他のレーサーから後れを取り最後尾を走っていましたが、ここでニトロを使って加速し遅れを取り戻しつつありました。こうして、REDLINEは中盤に差し掛かりますが、レーサー達の足止めができないことに苛立ったボルトン大佐は、ロボワールド全軍の出撃を命じました。
本気を出したロボワールド軍に百戦錬磨のレーサー達も太刀打ちできず、次々にロボワールド軍の攻撃を受け走行不能となっていきました。しかし、ロボワールド軍は攻撃の手を緩めず、ついにソノシーのマシンが攻撃を受け大破してしまいました。
そして、レーサーの1人が、ロボワールド軍の攻撃を避けるうちに、ロボワールド軍の秘密地下施設に落ちてしまい、そのはずみでそこで管理されていた生物兵器が起動してしまいました。
REDLINEの結末
JPは、大破したマシンからソノシーを救出しますが、その前に巨大な生物兵器が現れました。生物兵器は、見境なく周りを攻撃し始め、ロボワールド軍にも大損害を受けました。巨大生物兵器は、平和条約違反となることから、大統領は生物兵器の破棄を決め、修理され発射可能となっていた三点分解砲により生物兵器を消滅させました。
三点分解砲の影響でJPのトランザムも横転してしまいました。JPは、トランザムを起こそうとしますが、その時ソノシーは、JPに八百長で警察に捕まったことがあるのか、と尋ねました。
JPは、かつてレースで負けてフリスビーと共に大きな借金を背負ってしまい、そのため八百長に手を染めたのですが、警察のおとり捜査でフリスビーが捕まりそうになり、JPが身代わりとなって捕まったのでした。それを聞いたソノシーは、JPに協力することを申し出ました。
トランザムに乗り再スタートを切ったJPとソノシーは、2回目のニトロを使い一気に上位に出ました。イヌキ組長は、ここで爆薬を起動させてJPをリタイアさせるようにフリスビーに迫りますが、フリスビーはJPのゴールが見たいとそれを拒絶しました。
すると、イヌキ組長の手下が、フリスビーが持っている起爆装置を奪い取ろうとしますが、そこへやってきたもぐらオヤジがイヌキ組長の手下を倒し、起爆装置を預かりました。JPは、絶対王者のマシンヘッドに追いつきますが、マシンヘッドが再加速を始め、また、JPも再加速を始めます。
この様子を見た他のレーサー達も2台の勝負の行方を見届けようと、加速を始めました。残ったマシンが高速でゴール直前まで来たとき、マシンヘッドが最後の加速を行い、JPはそれについていけませんでしたが、その時酔っぱらったもぐらオヤジが、JPをリタイアさせるための爆薬の起動装置をスイッチを押してしまい、トランザムは、エンジンブローを起こしてしまいます。
しかし、トランザムは減速するどころか半壊しながらに加速しマシンヘッドに迫ります。そしてゴール直前、ついにトランザムは全壊し、JPとソノシーは外へ投げ出されてしまいますが、ゴールに方向に投げ出されたため、マシンヘッドとJP、ソノシーが一直線に並びます。
そして、ゴールとなりますが、JPのリーゼントの先がいち早くゴールラインを割ったため、REDLINEは、JPの優勝となりました。
ゴール後、JPとソノシーは、お互いを抱きしめてキスをしながら愛を確かめ合うのでした。
以上、映画「REDLINE」のあらすじと結末でした。
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