借りぐらしのアリエッティの紹介:2010年日本映画。借りぐらしのアリエッティは、児童書「床下の小人たち」を原作として作られた、スタジオジブリの長編アニメーション映画です。「借り」をして暮らす小人達の掟は、決して人間に見つかってはいけないこと。アリエッティは、初めての借りで、少年に見つかってしまいます。家族を守りたいアリエッティと、彼女を守りたい少年の思いは、事件を起こしながらも、次第に惹かれて行きます。2人の関係はどうなっていくのか。自分の家にも小人がいたのなら、と思わず考えてしまう作品です。
監督:米林宏昌 声優:アリエッティ(志田未来)、翔(神木隆之介)、ホミリー(大竹しのぶ)、スピラー(藤原竜也)、ハル(樹木希林)ほか
映画「借りぐらしのアリエッティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「借りぐらしのアリエッティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
借りぐらしのアリエッティの予告編 動画
映画「借りぐらしのアリエッティ」解説
この解説記事には映画「借りぐらしのアリエッティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
借りぐらしのアリエッティのネタバレあらすじ:起
12才の少年、翔は心臓が弱く、手術を控えて療養のために、郊外にある古い屋敷へとやってきます。母から屋敷には小人が住むと聞いていた翔は、庭で猫に襲われかけている小人アリエッティを見かけます。一方、庭からハーブの葉を借りてきたアリエッティは、夜に初めての借りを控えており、楽しみで仕方がありません。人間の子供が着たことに気がついた父ポッドですが、アリエッティにせがまれ、一緒に借りに連れて行くことに決めます。その晩、角砂糖を借り、ティッシュを一枚借ろうとしたところ、翔と目が合ってしまいます。驚いたアリエッティは、鞄に入れていた角砂糖も落としてしまい、ポッドに撤収を命じられます。借りに失敗し、人間にも見られてしまったことから、翔の出方を見て、引っ越しをするかを考えると宣言され、落ち込んでしまいます。
借りぐらしのアリエッティのネタバレあらすじ:承
翌日、アリエッティが家をでると、そこには「忘れ物」とかかれたメモと共に落とした角砂糖が置かれていました。アリエッティは、家族を守ろうと、独断で翔の部屋へと向かいます。網戸越しに、覗いたアリエッティですが、翔はすぐに気がつきます。「もう小人とは関わらないで」と願うアリエッティですが、そこへカラスが襲いかかります。翔は、アリエッティを庇い、カラスを追い払いますが、いつのまにか、アリエッティは帰ってしまっていました。一方、カラスを追い払うのを手伝ったハルさんは、なぜカラスがきたのかと、翔を疑い始めます。その晩、翔は母から、翔の部屋に飾られている精巧なドールハウスは、曾祖父が屋敷に住む小人のために作らせたものだと聞かされます。曾祖父は一回だけ、小人を見たことがありましたが、そのドールハウスを使ってくれることはなかったそうです。
借りぐらしのアリエッティのネタバレあらすじ:転
一方、アリエッティの元に、怪我をしたポッドを連れ小人のスピラーが訪れます。引っ越し先を探していたポッドは、足を滑らせ動けなくなっていたそうです。スピラーは、自分たち意外にもまだ小人が生きていることを教えてくれました。翌朝、母ホミリーがキッチンで作業をしていると、屋根がはがれおち、壁はゆがみ、そしてドールハウスのキッチンが降ってきました。翔は、曾祖父の願いを叶えるため、そしてアリエッティたちのためになると思い、キッチンをプレゼントしたのです。しかし、翔が急いで部屋へ戻る姿を不審がったハルは、小人の家があることに気がつきます。一方、ポッドはホミリーにドールハウスのものを使うことを禁じ、引っ越しすることを決意します。アリエッティは、庭で寝転ぶ翔に隠れることなく現れ、別れを告げます。小人は滅びる運命にあると、憎まれ口を叩く翔ですが、手術で死ぬのは僕のほうだと、沈み込んでいました。翔を慰めようとするアリエッティですが、そのとき、ホミリーの悲鳴が聞こえます。ホミリーは、ハルによって誘拐され、瓶に入れられてしまったのです。
借りぐらしのアリエッティの結末
アリエッティと別れた翔は、部屋に戻ると網戸越しにアリエッティが現れます。ホミリーが攫われたと知り、ハルがやったと気がついた翔は、部屋を出ようとしますが、外から鍵がかけられてしまい出ることができません。窓伝いに隣の部屋へと写り、翔はアリエッティを連れて階下へと向かいます。ハルの気を翔がそらしているうちに、キッチン棚へとたどり着いたアリエッティは、ホミリーを助けることに成功し、姿を消します。その晩、アリエッティ達は、引っ越しの道具を持ち、スピラーの案内で屋敷をでました。川に止めてあるやかんに荷物をつめている時、翔がやってきます。アリエッティが、いなくなることに気がついた猫が連れてきてくれたのです。アリエッティは、愛用していた髪留めを翔に託し、翔は手術を頑張ると約束して、2人は別れました。アリエッティは、新しい引っ越し先を、翔は手術を乗り切る決意をし、それぞれの道を進んでいきます。
以上、「借りくらしのアリエッティ」のあらすじと結末でした。
借りぐらしのアリエッティ 主題歌
主題歌『Arrietty’s Song』(アリエッティの歌):セシル・コルベル
志田未来と神木隆之介の声がかわいかったです。
アリエッティの目線でものごとが書かれているので、いつも当たり前に見ているものが全く違うものに感じられて新鮮でした。
やかんを舟代わりにしたり、洗濯バサミで髪の毛を結ったり、普通ではない道具の使い方をしているのも面白かったです。