64 (ロクヨン)後編の紹介:2016年日本映画。64の時効まであと1年となった時に、あらたに64を模倣するような誘拐事件が発生する。マスコミと県警、家庭で葛藤する三上が真相に近づく。
監督: 瀬々敬久 出演: 佐藤浩市(三上義信)、夏川結衣(三上美那子)、芳根京子(三上あゆみ)、綾野剛(諏訪)、金井勇太(蔵前)、榮倉奈々(美雲)、三浦友和(松岡勝俊)、筒井道隆(柿沼)、吉岡秀隆(幸田一樹)、窪田正孝(日吉浩一郎)、滝藤賢一(赤間)、仲村トオル(二渡真治)、永瀬正敏(雨宮芳男)、小橋めぐみ(雨宮敏子)、平田風果(雨宮翔子)、瑛太(秋川)、柄本佑 (落合)、緒形直人(目崎正人)
映画「64 (ロクヨン) 後編」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「64 (ロクヨン) 後編」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
64 (ロクヨン) の予告編 動画
映画「64 (ロクヨン) 後編」解説
この解説記事には映画「64 (ロクヨン) 後編」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
64 (ロクヨン)後編のネタバレあらすじ:64模倣事件
雨の中、雨宮は電話をかけました。電話を取ったのは三上美那子で娘の名前を叫んでいます。そして三上も電話をとり、娘に語り掛けていました。雨宮は何も言わずに電話を切ります。平成14年、64を模倣した誘拐事件が発生しました。刑事部は報道協定を結ぶことを要求し、広報室にも実名を教えません。情報を知るために、三上は玄武署の松岡に会いに行きます。行方不明なのは目崎歌澄・17歳、メサキスポーツの長女ということがわかりました。広報室は記者クラブに情報を提供します。この誘拐事件をうけ、長官の視察も中止になりました。県警は、記者用に記者会見を開きます。本来は捜査一課長が会見に来るところ、来たのは何もわからない捜査二課から来た落合という男でした。そこで、無言電話が何回かかかってきたことを知った三上は、違和感を覚えます。
64 (ロクヨン)後編のネタバレあらすじ:追跡
雨宮は、泣きながら女の子を車に乗せて走っていました。その子はメサキスポーツの次女で、彼女に娘が好きだったものと写真を渡します。記者会見では、情報を把握していない落合に、記者たちが罵声を浴びせる混乱が起こっていました。刑事部に情報を渡すように頼んでも何も教えてもらえないことから、三上は松岡を待ち伏せします。そして、目崎を追跡する捜査車両の同乗と、タイムラグ付きでの捜査状況を記者に報告する許可を得ます。目崎は身代金を持って、携帯電話で犯人の要求を聞きながら車を走らせていました。目崎に電話していたのは、幸田でした。幸田は、64事件と同じルートを目崎に指示します。その時、目崎の長女が無事に保護されたという情報が流れました。しかし、松岡は目崎にそのことを報告しません。犯人の声が幸田だと気付いたからです。
64 (ロクヨン)後編のネタバレあらすじ:64の真相
幸田は、目崎にお金を燃やすように指示し、ドラム缶の下を見ろと言います。そこには目崎が64の犯人であることを示す紙が落ちていました。目崎は破って半分飲み込みますが、捜査班は目崎が64の犯人であると知り、連行します。その場には、捜査協力中の美那子、雨宮、三上がいました。雨宮は毎日、電話帳に載っている番号を公衆電話からかけ、犯人の声を探していたのでした。目崎にたどり着いた時、翔子ちゃんの命日にやってきた幸田と、目崎への復讐を思いつくのです。しかし、目崎は証拠不十分で帰宅してしまいます。雨宮と幸田は姿をくらましてしまいました。三上は、雨宮が犯人探しをしていた公衆電話へ行き、ふと目崎の自宅へ電話します。そしたら「娘はどこだ」と目崎が電話口で叫んでいて、再び彼の娘が行方不明になったのだと知ります。
64 (ロクヨン)後編のネタバレあらすじ:復讐
三上は、雨宮の家で向かいます。誰もいないはずの工場から物音が聞こえ、入ってみると、目崎の次女が雨宮からもらったものを持って、立っていました。次女を車に乗せて目崎へ電話した三上は、娘をエサに目崎をおびき出します。それに気づいた県警と秋川も動き出します。目崎は犯人しか知り得ぬ行動をして、三上は目崎が犯人であると確信します。取っ組み合いの中で、目崎は犯行を告白し、県警に逮捕されます。次女は泣き叫び、秋川は呆然と立ち尽くすだけでした。
64 (ロクヨン)後編の結末:平成15年1月
三上の目崎への暴力や64事件の真相は、全て新聞に書かれてしまいました。三上は県警を辞める覚悟でいます。記者クラブは三上の部下で係長・諏訪に広報室を引き継いでくれ、と頼みます。三上は妻・美那子と祭りに出かけます。そこに雨宮が来ていて、明日自首すると言いました。雨宮は翔子ちゃんの思い出の品を焼きます。幸田もまた自首したのでした。日吉もひきこもりをやめて部屋から出てきました。三上たちが祭りにいる間、家電には公衆電話からの電話が鳴っていました。
以上、64後編のあらすじでした。
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